平成30年2月「碧南市の平成29年3月末の一人当たり正味借金残高は愛知県38市中少ない方から第7位」

碧南市の平成29年3月末の一人当たり正味借金残高は愛知県38市中少ない方から第7位、また平成28年度の財政力指数は全国約800市中8位

市民の皆様、平成30年となり、1か月が経過しました。景気も今のところまずまずのようですので、なにかと忙しい日々をお過ごしのことと思います。体調管理を十分に行っていただき、それぞれの分野で、大活躍されますよう、ご祈念申し上げます。

さて、この度、愛知県市長会が、平成29年3月31日現在の各市の財政状況に関する資料を発表しましたので、それに基づいて碧南市の財政状況について、検証してみます。

平成20年秋のリーマンショック以来、碧南市の市税収入は、5年連続大変少ない状態でした。税収がピークと比較して40〜50億円少ない状態で市政運営をしてきました。

市民の皆様のご協力を得て、行財政改革を行いながら、どうしても足らない場合は、市債(借金)を増やしたり、貯金を取り崩したりしながら、やりくりをしてきました。その結果、税収的には最低状態ではありましたが、「財政再スタート宣言」の成果もあり、平成25年度の実質単年度一般会計決算では、約2億円の黒字なりました。26年度は、大手自動車メーカーの業績回復があり、実質単年度一般会計決算は、約9億円の黒字となりました。27年度も、約11億円の黒字となりました。28年度も引き続き実質単年度一般会計決算で、約3億円の黒字でありました。そんなこともあり、碧南市の財政状況も改善しています。1年ほど前の数字ですが、愛知県各市との比較の中でどんな状態になっているのでしょうか。

愛知県各市の正味借金について考察します。次表は、平成29年3月末現在の愛知県38市の市民一人当たりの正味借金残高(市債残高—各種基金残高)の一覧、並びに少ない方からの順位です。各種基金の中には財政調整基金も当然含まれています。碧南市は、5.0万円ということで、少ない方から7位(23年3月末は4位、24年3月末は6位、25年3月末は7位、26年3月末は6位、27年3月末は7位、28年3月末は7位)であり、順位は、ここ数年横ばいです。

平成29年3月31日現在(人口については、平成29年1月1日現在のもの)
市名 人口 市債残高
(百万円)
各種基金残高
(百万円)
市民一人当り
各種基金残高
(万円)
前項の
順位
市債残高ー
各種基金残高
(百万円)
正味借金
市民一人当り
の前項金額
(万円)
前項の
順位
みよし 60761 8452 17066 28.09 1 -8614 -14.2 1
刈谷 150216 7444 20177 13.43 8 -12733 -8.5 2
豊田 424095 64598 87992 20.75 4 -23394 -5.5 3
小牧 153471 12810 20938 13.64 7 -8128 -5.3 4
安城 186837 18339 25736 13.77 6 -7397 -4 5
大府 91040 8631 9204 10.11 9 -573 -0.6 6
碧南 72082 9917 6291 8.73 12 3626 5 7
半田 118919 16981 7761 6.53 21 9220 7.8 8
田原 63431 19670 14442 22.77 3 5228 8.2 9
岡崎 384659 62031 30320 7.88 16 31711 8.2 10
高浜 47472 7171 2898 6.1 22 4273 9 11
日進 89009 12218 4151 4.66 27 8067 9.1 12
長久手 56448 9552 4342 7.69 17 5210 9.2 13
愛西 64239 21707 15726 24.48 2 5981 9.3 14
知多 86076 15722 5685 6.6 19 10037 11.7 15
瀬戸 130403 22768 7127 5.47 25 15641 12 16
あま 88662 18787 8108 9.14 10 10679 12 17
豊明 68869 13564 4507 6.54 20 9057 13.2 18
東海 114271 23478 8362 7.32 18 15116 13.2 19
西尾 171212 33610 7622 4.45 30 25988 15.2 20
尾張旭 83033 17562 3835 4.62 28 13727 16.5 21
豊川 185833 47583 16190 8.71 13 31393 16.9 22
清須 67538 17840 6005 8.89 11 11835 17.5 23
弥富 44277 10395 2525 5.7 23 7870 17.8 24
知立 71323 17319 3920 5.5 24 13399 18.8 25
江南 101058 23270 3864 3.82 33 19406 19.2 26
岩倉 47949 12069 2387 4.98 26 9682 20.2 27
犬山 74642 20229 3252 4.36 31 16977 22.7 28
稲沢 137904 42710 11236 8.15 14 31474 22.8 29
春日井 311708 81080 9603 3.08 34 71477 22.9 30
津島 63702 16413 1788 2.81 35 14625 23 31
豊橋 378018 96837 6750 1.79 38 90087 23.8 32
一宮 386208 102651 8439 2.19 36 94212 24.4 33
蒲郡 80856 27056 6536 8.08 15 20520 25.4 34
北名古屋 85251 27947 3647 4.28 32 24300 28.5 35
新城 47954 23774 7539 15.72 5 16235 33.9 36
常滑 58498 22892 2615 4.47 29 20277 34.7 37
名古屋 2279194 1489908 42406 1.86 37 1447502 63.5 38
県市町村計 7532231 2592596 502617 6.67   2089979 27.7  

西三河9市の中では、次表に示すように、碧南市の正味借金残高は、総額36億円、市民一人当たりの正味借金残高は、5.0万円であり、少ない方から5番目(23年3月末は3番目、24年3月末は4番目、25年3月末は4番目、26年3月末は4番目、27年3月末は5番目、28年3月末は5番目)であり、市民一人当たりの正味借金残高は、前年度と同じとなりました。

西三河9市平均の市民一人当たりの正味借金残高1.7万円なので、碧南市は、西三河9市の平均より、市民一人当たり3.3万円、市としては、(5.0万円—1.7万円)×72082人=23.8億円、借金が多いことになります。大手自動車メーカーの業績改善を受け、豊田市、みよし市の財務改善が大きく、全体の正味借金残高の平均を押し下げたと言えるようです。

一方、前表にあるように、愛知県54市町村平均の一人当たりの正味借金残高27.7万円までには、碧南市は、あと、(27.7万円—5.0万円)×72082人=163.6億円、借り入れを起こせる余裕があるということになります。

平成29年3月31日現在(人口については、平成29年1月1日現在のもの)
市名 人口 市債残高
(百万円)
各種基金残高
(百万円)
市民一人当り
各種基金残高
(万円)
前項の
順位
市債残高ー
各種基金残高
(百万円)
正味借金
市民一人当りの
前項金額
(万円)
前項の
順位
みよし 60761 8452 17066 28.09 1 -8614 -14.2 1
刈谷 150216 7444 20177 13.43 4 -12733 -8.5 2
豊田 424095 64598 87992 20.75 2 -23394 -5.5 3
安城 186837 18339 25736 13.77 3 -7397 -4 4
碧南 72082 9917 6291 8.73 5 3626 5 5
岡崎 384659 62031 30320 7.88 6 31711 8.2 6
高浜 47472 7171 2898 6.1 7 4273 9 7
西尾 171212 33610 7622 4.45 9 25988 15.2 8
知立 71323 17319 3920 5.5 8 13399 18.8 9
西三河9市計 1568657 228881 202022 12.88   26859 1.7  

それでは、碧海5市においてはどうか。次の表の通り、碧海5市の中では、碧南市は、市民一人当たりの正味借金残高は、少ない方から3番目(23年3月末は2番目、24年3月末は3番目、25年3月末は3番目、26年3月末は3番目、27年3月末は3番目、28年3月末は3番目)であり、この順位はここ数年は同じです。また、碧海5市平均の一人当たりの正味借金残高は0.2万円であり、碧南市は、(0.2万円—5.0万円)×72082人=—34.6億円、約35億円借金し過ぎていることになります。

平成29年3月31日現在(人口については、平成29年1月1日現在のもの)
市名 人口 市債残高
(百万円)
各種基金残高
(百万円)
市民一人当り
各種基金残高
(万円)
前項の
順位
市債残高ー
各種基金残高
(百万円)
正味借金
市民一人当り
の前項金額
(万円)
前項の
順位
刈谷 150216 7444 20177 13.43 2 -12733 -8.5 1
安城 186837 18339 25736 13.77 1 -7397 -4 2
碧南 72082 9917 6291 8.73 3 3626 5 3
高浜 47472 7171 2898 6.1 4 4273 9 4
知立 71323 17319 3920 5.5 5 13399 18.8 5
碧海5市計 527930 60190 59022 11.18   1168 0.2  

以上、様々な観点から、碧南市の財政状況を考察してきましたが、平成29年3月末の時点で、各種指標の順位はほぼ横ばいであり、愛知県38市14町2村平均との比較ではまだ良好な状態にあるといえますが、西三河9市や碧海5市のなかでは、平均以下の状況になっていることが分かります。

いずれにしても、今後とも財政の状況を正確に把握しながら、他市とのバランスを計りながら、市政運営を行っていく必要があります。

また、全国的な2016年度の財政力指数の数値が発表されました。それによれば、碧南市は、1.283で全国8位(2015年度は1.219で全国11位)でした。ちなみに、1位みよし市1.616、2位豊田市1.601、3位東京都武蔵野市1.539、4位千葉県浦安市1.521、5位刈谷市1.383、6位茨城県神栖市1.304、7位千葉県成田市1.284、9位東海市1.280、10位東京都調布市1.273でした。(財政力指数とは、財政の豊かさを表す指数とされ、数値が大きいほど豊かであるといえます。自治体を運営するのに必要な経費に対して、自前の収入(税収など)がどれくらいあるかを示す数値です。指数が1を超えると国から地方交付税が交付されず「不交付団体」と呼ばれています。)

豊かさの一つの指標である財政力指数が、全国ベストテンに入ったということは、碧南市にとって大変喜ばしいことであります。

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更新日:2019年04月02日