国民健康保険とは

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更新日:2019年03月01日

いつ病気やけがをしても、経済的に心配なく、安心してお医者さんにかかれるように、すべての人は何らかの医療保険に加入することになっており、これを「国民皆保険制度」といいます。国民健康保険はこうした医療保険の1つで、職場などの健康保険に加入していない人や生活保護を受けていない人が加入することになっています。国民健康保険は加入者(被保険者)の支払う国民健康保険税と国や都道府県からの補助金などをもとに、都道府県と市町村が共同で運営を行っています。

 

都道府県と市町村の役割について

「持続可能な医療保険制度を構築するための国民健康保険法等の一部を改正する法律」が平成27年5月27日に成立しました。

この法律は、「持続可能な社会保障制度の確立を図るための改革の推進に関する法律」に基づく措置として、持続可能な医療保険制度を構築するため、国保をはじめとする医療保険制度の財政基盤の安定化、負担の公平化、医療費適正の推進、患者申出療養費等の創設等の措置を講じるものです。

この法律の成立により、国民健康保険においては、平成30年度から都道府県が財政運営の責任主体となり、安定的な財政運営や効率的な事業の確保等の国保運営に中心的な役割を担うことで、制度の安定化を目指します。

 

都道府県と市町村の役割
 1.運営のあり方(総論)

・都道府県が、当該都道府県内の市町村とともに、国保の運営を担う

・都道府県が財政運営の責任主体となり、安定的な財政運営や効率的な事業運営の確保等の国保運営に中心的な役割を担い、制度を安定化

・都道府県が、都道府県内の統一的な運営方針としての国保運営方針を示し、市町村が担う事務の効率化、標準化、広域化を推進

   都道府県の主な役割  市町村の主な役割
 2.財政運営

・市町村ごとの国保事業費納付金を決定

・財政安定化基金の設置・運営

・国保事業費納付金を都道府県に納付 
 3.資格管理 ・国保運営方針に基づき、事務の効率化、標準化、広域化を推進  ・地域住民との身近な関係の中、資格を管理(被保険者証等の発行) 
 4.保険料の決定/賦課・徴収 ・標準的な算定方法等により、市町村ごとの市町村標準保険料率を算定・公表 

・標準保険料率等を参考に保険料率を決定

・個々の事情に応じた賦課・徴収 

 5.保険給付

・給付に必要な費用を、全額、市町村に対して支払い

・市町村が行った保険給付を点検 

・保険給付の決定

・個々の事情に応じた窓口負担減免等 

 6.保険事業 ・市町村に対し、必要な助言・支援  ・被保険者証の特性に応じたきめ細かい保険事業を実施 

この記事に関するお問い合わせ先

碧南市役所 健康推進部国保年金課 国保係
電話番号 (0566)95-9891​​​​​​​

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