26年度4期「碧南の歴史と文化 岡本兵松」

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更新日:2019年10月14日

常設展「碧南の歴史と文化」 26年度-4期 碧南の人物8「岡本兵松」

概要
 期間  平成27年2月28日(土曜日)〜平成27年5月24日(日曜日) 午前10時〜午後6時(月曜日休館) 
 場所  碧南市藤井達吉現代美術館(碧南市音羽町1丁目1番地)地下1階 情報コーナー
 主催  碧南市教育委員会
 内容 今回の展示では、現在の碧南出身で明治用水の実現に尽力した岡本兵松(1821〜97)をご紹介します。
兵松は、1821(文政4)年に、大浜村鶴ヶ崎に生まれました。父を継ぎ幕末に味噌・醤油の醸造や廻船問屋など商人として活躍しましたが、舟運業や酒造業の失敗により経済的に厳しくなります。そのため明治初年に石井新田(現安城市石井町)へ移住、そこで用水が欠乏しているために自身や周囲の地所に荒地が多いことを理解し、また都築弥厚の計画を知って用水開削を出願しました。
同時期に伊豫田与八郎が矢作川右岸低地の排水と台地の灌漑計画を出願していました。そこで愛知県は二人の計画を一本化することで許可しました。以後二人は協力して地元農民の説得や工費の調達に奔走し、1880(明治13)年に悲願であった明治用水が完成しました。
その後藍綬褒章を授章した兵松は、1897(明治30)年に数え77歳で亡くなりました。
今回の展示では、明治用水土地改良区が管理する資料のなかから岡本兵松と明治用水に関わる史料をご覧いただくこととしました。岡本兵松の事績の一端をご覧いただければ幸いです。
最後になりますが、このコーナー展示にご協力をいただきました明治用水土地改良区をはじめ関係者の皆様に、厚く御礼申し上げます。
岡本兵松像(安城市石井町)

この記事に関するお問い合わせ先

碧南市役所 教育部 文化財課
電話番号 (0566)48-6602

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