へきなん美人の収穫最盛期

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更新日:2023年01月24日

碧南といえば、やっぱりニンジン

令和5年1月13日、碧南を代表する農作物の一つであるニンジンの収穫の様子を取材しました。

碧南市は中部圏一の冬ニンジンの産地です。JAあいち中央碧南人参部会が生産するニンジンは「へきなん美人」のブランド名を持ち、その甘さ、クセのない旨味、鮮やかな色味が特徴です。

そんなへきなん美人は、毎年1月~2月にかけて収穫最盛期を迎えます。収穫は11月下旬から始まっていますが、この時期が一番甘くなります。これは、厳しい寒さの中でニンジンの防御機能が働き、気温が下がっても凍ってしまわないように糖分を蓄えるためだと言われています。

へきなん美人の甘さの秘訣

このへきなん美人は、JAあいち中央碧南人参部会の皆さんが栽培しています。碧南人参部会は118名の部会員で構成されており、約117ヘクタールの栽培面積で、約8000トンのニンジンを出荷しています。

へきなん美人の甘みのポイントは品種と土質にあります。

へきなん美人にはあいちの伝統野菜の「碧南鮮紅五寸」をもとにした甘味の強いオリジナル品種です。この種はJAあいち中央碧南人参部会の部会員のみが使える門外不出のものとなっております。

また、矢作川から運ばれたサラサラの砂地の畑で、ニンジンに最適な水はけのよい土質です。これにより、「碧南で育てればどんなニンジンでも甘くなる」と評判です。

こだわりが育てる至極のニンジン

碧南人参部会の中村晶紀さんに、収穫の際のこだわりを伺うと、「機械で収穫をしていますが、カゴに入れる際に手で一度受け止めて傷つかないようにしています。」とブランドニンジンならではの丁寧なニンジンの扱い方をお話しされました。

また、同じく碧南人参部会の永井是充さんにお話を伺うと、「買う人にとって農産物と食品の違いはない。選別や箱詰め作業中でも、髪の毛や、汚れがないよう管理を徹底している。」と消費者目線での取り組みを話していただきました。

また、「ニンジンを作る上で“良いものを作って満足”ではなく“また今度も買おう”“もう一回買おう“と思ってもらえるように消費者のことを考えるという姿勢を部会内で共有している。」とお話しされました。

ぜひ一度ご賞味ください!

一度食べたら忘れられない味と鮮やかさを持つへきなん美人。それは、農家さん自身の「リピーターを増やそう」とこだわった取組をなされているからこそのもの。オンラインショップ碧海そだちや、あおいパーク等の産直、市内スーパー等で取り扱われてます。みなさんもぜひ一度味わってみてください。

この記事に関するお問い合わせ先

碧南市役所 経済環境部 農業水産課 農政振興係
電話番号 (0566)95-9896​​​​​​​

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