地震発生から避難までの流れ
大地震が発生したら、とっさの判断が生死を左右します。冷静に対応するのは難しいので、以下の行動パターンを普段から覚えておきましょう。
地震発生~発生後3日の流れ
【1】地震発生
- 落ち着く
- 揺れから身を守る
- 脱出口を確保
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【2】揺れがおさまって1~5分
地震発生後は、家屋の倒壊から身を守るため、原則屋外へ一時避難します
- 靴をはく
ガラスの破片などから足を守る - 火元を確認 出火していたら初期消火
炎が天井に届いたら初期消火の限界 - 電源ブレーカーを切る
大震災後に多発する電気火災防止に有効 - 家にいる家族の安全を確認
- 非常用持ち出し品を確保
津波・崖崩れ・堤防決壊の危険が想定されている地域はすぐ避難!
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【3】地震発生後5~15分
- 次の大きな地震に警戒
- 家の外観確認
壁の大きな亀裂、一部崩壊、傾きの有無などで判断
自宅に危険がある場合は避難!
自宅倒壊や火災などの被害がなければ避難する必要はありません。
避難所は、プライバシーが無く、支援物資が届くまでは何もありません。また、希望する物資は手に入りません。生活継続が可能なら、自宅がより良い避難所です。
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【4】地震発生後15~数時間
安全が確保できる場所に到着してから行います
- 家にいない家族の安否確認
電話は使わずに、災害用伝言ダイヤル171やLINE・SNSを利用 - 情報収集
ラジオ・テレビなどで正しい情報を確認!SNSでの誤情報やデマに注意 - 隣近所に声をかけ安否確認
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地震発生後~3日
- 生活必需品は自己備蓄でまかなう
- 災害情報・被害情報の収集
- 壊れた家には入らない
- 引き続き大きな地震に警戒
大地震発生から3~6時間ほどで、半数以上の人がトイレに行きたくなります。
飲食料はもちろんのこと、携帯トイレやカセットコンロ・ボンベなど、ライフラインが途絶えても暮らせるように備蓄をしておきましょう。
避難先の考え方
避難とは、「難」を「避」けることで、避難所へ行くことだけではありません。
地震発生後は、家屋の倒壊から身を守るため、原則屋外へ避難しますが、自宅が安全な場所にあり、家などに損傷が無く安全が確認されている場合は、避難所に行く必要はありません。
まずは在宅避難、次に親戚や知人宅などへの縁故(えんこ)避難、最後の手段で避難所という順に検討し、あらかじめ家族と避難先を決めておきましょう。
在宅避難
避難所は、プライバシーが無く、支援物資が届くまでは何もありません。また、希望する物資は手に入りません。生活継続が可能なら、自宅がより良い避難所です。
縁故避難
安全な場所にある親戚・知人宅などに避難することです。プライバシーはある程度守られ、感染症などのリスクも抑えられます。
指定避難所
学校や公民館など35か所指定されています。
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更新日:2024年12月02日