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2023年度 年間スケジュール

更新日:2023年04月20日

企画展

碧南市藤井達吉現代美術館リニューアル記念展
碧い海の宝箱 ―達吉からはばたく未来―
2023年5月2日(火曜日)~6月25日(日曜日)  展示室1・2・3・多目的室A・藤井達吉記念室  無料

美術品の収集活動は館を形成する上で最も重要な柱のひとつです。当館では、日本近代美術工芸史において前衛的な活動を展開した藤井達吉の作品や彼の芸術観を軸として、時代や地域性を考慮したコレクション収集に努めてきました。本展では、新装した展示室等施設や設備を公開するとともに、藤井の作品や資料をはじめ、購入や多くの篤志家の方々からご寄贈いただいた美術作品など、これまでに収蔵してきた所蔵品の中から厳選した名品112件を改めてご紹介します。


生誕160年 清澤満之の世界展
2023年7月7日(金曜日)~8月27日(日曜日) 展示室1・2・多目的室A 有料

明治時代の宗教思想家である清澤満之(1863-1903)の生誕160年、没後120年を記念した展覧会。名古屋に生まれた満之は、東本願寺の僧侶となった後、東京大学哲学科を卒業。京都府尋常中学校長、のち真宗大学初代学監となりました。この頃、門下らと東京の浩々洞(こうこうどう)で求道の共同生活をし、雑誌『精神界』を発行して近代的仏教信仰の確立をめざす「精神主義」を提唱しました。本展では、碧南にゆかりがある満之の生涯を、著作や写真、資料等で辿りながら、彼の思想の形成過程を追います。


美術と風土-アーティストが触れた伊那谷展
2023年9月5日(火曜日)~10月9日(月・祝日) 展示室1・2・3・多目的室A 有料

信州の伊那谷は、古来より文化の中心であった京都との関係も深く、万葉集をはじめ古代から中世にかけて和歌に詠まれた歌枕の地です。近世には大浜・棚尾村で製造された塩が矢作川水運と中馬により飯田・伊那まで送られており、碧南市とも関わりがありました。本展は、長野県出身及び京阪神・東海地方在住の現代作家20名が伊那谷を訪れ、この地が持つ特有の風土や生活、歴史や文化に実際に触れて得たインスピレーションをもとに制作した作品を一堂に展示する、新しい形の現代美術展です。


生誕130年 没後60年を超えて 須田国太郎の芸術 -三つのまなざし-
2023年10月28日(土曜日)~12月17日(日曜日) 展示室1・2・3・多目的室A 有料

洋画家の須田国太郎(1891₋1961)は、「東西の絵画の綜合」という壮大なテーマを掲げ、日本の精神文化に根差した我が国独自の油彩画を追求し、近代絵画史に偉大な足跡を遺しました。28歳でヨーロッパ各地を訪れ、帰国後は独立美術協会会員として意欲作を発表しました。本展では、初期から晩年に至る代表作を中心に、須田自身が滞欧中に撮影した写真や、能・狂言に対する造詣の深さを示すデッサンのほか、自ら蒐集したグリコのおもちゃなどを展示し、須田の新たな魅力を検証します。


顕神の夢 ―幻視の表現者― 村山槐多、関根正二から現代まで
2024年1月5日(金曜日)~2024年2月25日(日曜日) 展示室1・2・3・多目的室A 有料

表現者たちは、自己を超えた言い難い「何か」への憧れや思慕から、その「何か」をとらえるべく身を焦がす思いで制作します。それは、宗教の根幹をなす信仰心の発露ともいえます。ときに土俗的な印象を与える作品は、根強く残る心情の証しです。本展は、約140点の絵画・彫刻作品を通して、今までモダニズムの尺度により零れ落ち、十分に評価されなかった作品に光をあてる一方、すでに評価が定まった作品を新たな尺度で測りなおし、それらがもつ豊かな力を再発見する試みです。

コレクション展

特集テーマに沿って館蔵の藤井達吉作品を中心にコレクションをご紹介します。令和5年度は藤井による大正・昭和初期の優品から晩年の継色紙まで多彩な仕事をご覧いただきます。

観覧無料
【2023年度-第1期】2023年5月2日(火曜日)~6月25日(日曜日)
近代の藤井達吉(展示室4)
「碧い海の宝箱」」第4章として、藤井が中央で活躍した大正から昭和初期の優品を展示します。
【2023年度-第2-1期】 2023年7月7日(金曜日)~8月27日(日曜日)
宮田二郎コレクション(展示室3)
83点に及ぶコレクションの中から元永定正や篠原有司男などの版画作品を中心に展示します。
【2023年度-第2-2期】2023年7月7日(金曜日)~9月24日(日曜日)
涼しい絵画(展示室4)
藤井による水彩画や団扇などの工芸作品をはじめ、「涼」を感じられる作品を展示します。
【2023年度-第3期】 2023年9月30日(土曜日)~12月17日(日曜日)
図案とデザイン(展示室4)
『創作染色図案集』、『路傍』など藤井が手掛けた図案やデザインの魅力をご紹介します。
【2023年度-第4期】 2023年12月22日(金曜日)~3月31日(日曜日)
継色紙の世界(展示室4)
和紙や布、多彩な材料をコラージュして作られた藤井の継色紙作品とともに、新年を寿ぐ作品を展示します。

 

文化財・民俗資料展

地下1階情報コーナーでは、碧南の歴史と文化に関わる文化財や民俗資料を展示します。2023年度は久しぶりのお披露目となる土人形や、徳川家康に関する伝承と文化財をご紹介します。

観覧無料 情報コーナー
【2023年度-第1期】2023年5月2日(火曜日)~8月20日(日曜日)
碧南の歴史:碧南に伝わる家康の足跡
【2023年度-第2期】2023年8月26日(土曜日)~11月26日(日曜日)
民俗資料:蔵出し!土人形
【2023年度-第3期】 2023年12月2日(土曜日)~2024年2月4日(日曜日)
民俗資料:食にまつわる道具た
【2023年度-第4期】 2024年2月10日(土曜日)~3月31日(日曜日)
民俗資料:ぬくぬくほっこり~温かいもの尽くし~

共催展

第7回アンデパンダン展
2024年3月19日(火曜日)~3月31日(日曜日) 展示室1・2 無料
自由出品・無監査のもと、市民の皆さんから募集した作品の展覧会。

教育・普及その他の展覧会

野外彫刻絵画コンテスト入賞作品展
2023年11月25日(土曜日)~12月10日(日曜日) 多目的室B 無料
碧南市内の小中学生を対象とし、市内の野外彫刻の絵画を募集。その年の入賞作品を展示します。

 

るるる展
2024年3月1日(金曜日)~3月31日(日曜日) 多目的室B 無料
美術館の教育普及を紹介する、「見る」「知る」「やってみる」をテーマとした参加型の展覧会です。

都合により展覧会の期間及び内容が変更になることがあります。

この記事に関するお問い合わせ先

碧南市役所 教育部 藤井達吉現代美術館
電話番号 (0566)48-6602

教育部 藤井達吉現代美術館にメールを送る