2025年度 年間スケジュール
企画展
美空間への散歩 ―ア・ラ・カ・ル・ト―

森田恒友『漁夫の家族』1912年
会期 | 2025年4月1日[火]―5月11日[日] |
内容 | 当館は藤井達吉を中心とした日本近現代美術をメインにコレクションを形成しています。加えて地域の作家の作品を収集することで、当地の美術の歩みを確かなものにしようと努めています。 本展は令和6 年度に新しく収集された全262 点の作品のうち、約150 点をご紹介するもので、さまざまな作家による珠玉の作品をひとつぶずつお楽しみいただけるア・ラ・カ・ル・トとなっています。 |
永井直勝没後400年 長田・永井一族

左:長田平右衛門尉直吉 / 右:永井直勝(『徳川三将図』部分 江戸時代 個人蔵)
会期 | 2025年5月24日[土]―7月6日[日] |
内容 | 碧南出身の戦国武将・大名に永井直勝(1563-1625)がいます。2025年、直勝が没後400年を迎えるのを記念し、直勝を生んだ三河大浜の長田家と永井家の一族の歴史を紹介します。 直勝は徳川家康の側近として仕え、その子孫から大和櫛羅・美濃加納・摂津高槻の3大名家を輩出しました。また直勝の父・長田平右衛門は平氏の子孫と伝え、直勝が三河を出て以降も、長田家は大浜の熊野神社の神職として明治を迎えました。 本展では永井直勝をはじめ、長田・永井一族に関する資料を展示します。 |
橋口五葉のデザイン世界 ―夏目漱石本の装幀から新板画へ―

橋口五葉『化粧の女』1918年 鹿児島市立美術館蔵
会期 | 2025年7月23日[水]―8月31日[日] |
内容 | 初期の絵画をはじめ、「吾輩ハ猫デアル」など書籍の装幀や挿絵、素描や木版画、さらに復刻された浮世絵(新板画)などを一堂に展示します。夏目漱石との深い親交にも焦点を当てながら、洒脱なデザイン世界を中心に橋口五葉の多彩な創作活動を紹介することで、その魅力に迫ります。 |
川端龍子展

川端龍子『爆弾散華』1945年 大田区立龍子記念館蔵
会期 | 2025年9月13日[土]―11月3日[月・祝] |
内容 | 圧倒的なスケールで超大作を生み出し、画壇に旋風を巻き起こした日本画家・川端龍子(1885-1966)。 龍子は、自ら主宰した在野の日本画団体「青龍社」で”大衆と芸術の接触に展覧会の施設を礼讃する”とし、”会場芸術”を提唱します。時代性を感じさせるテーマを巨大なスケールで描いた大作は、人々を驚かせ、それまでの床の間芸術とは異なる新しい日本画のスタイルを確立させました。 本展は、50年以上にわたった龍子の画業を紹介し、その魅力に迫ります。 |
吉岡弘昭展

吉岡弘昭『GON & BEN(YELLOW)』1976年 作家蔵
会期 | 2025年11月15日[土]―12月21日[日] |
内容 | 名古屋市を拠点に活動する画家・吉岡弘昭(1942-)は、現代社会やそこに生きる人間の生の深淵を見つめる表現で群を抜く存在です。ユーモラスに表現された人間、犬、鳥などのモチーフは不思議な魅力に溢れています。 本展では、初期の油彩作品から版画家としての評価を確立したドライポイントによる変身シリーズ、多版多色刷の諧謔的な表現により独自の作品世界を切り拓いた70~80 年代の版画から新作の絵画に至るまで、約60年に及ぶ吉岡の画業を総覧します。 |
コレクション展
特集テーマに沿って館蔵の藤井達吉作品を中心にコレクションをご紹介します。
今年度は藤井達吉や他作家の作品のほか、これまで未公開であった資料写真もまとめてご紹介します。
第1 期:4 月1 日[火]―6 月15 日[日] 奥谷秋夫コレクション 藤井達吉をメインとした150点を超えるコレクションから、選りすぐりの作品をご紹介します。 |
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第2 期:6 月21 日[土]―8 月31 日[日] 花 花は多くの作家が愛するモチーフのひとつです。さまざまな技法や画材、時代を超えた作品をあつめます。 |
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第3 期:9 月13 日[土]―11 月3 日[月・祝] お遍路さん 藤井は生涯で6度の四国遍路を行っています。巡拝することで信仰的な目的とともに自然との対話を楽しみ、作品制作に生かしました。 |
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第4 期:11 月15 日[土]―12 月21 日[日] 藤井達吉フォトコレクション 壮年期から晩年まで、藤井達吉に関する写真を展示します。 |
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第5 期:3 月1 日[日]―5 月10 日[日] 椿 藤井は椿の花を好み、多くの作品を残しました。椿のさまざまな表情をお楽しみください。 |
文化財・民俗資料展
地下1 階情報コーナーでは、碧南の歴史や文化に関する文化財や民俗資料を展示します。今年度は、民俗資料のほか、戦後80年を記念した碧南と戦争などのテーマでご紹介します。

昭和の教科書 左『中学図画工作3』右『東西美術史』
第1 期:5 月31 日[土]―8 月24 日[日] 碧南の歴史:戦争が起こっていたあの頃~戦後80年~ |
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第2 期:8 月30 日[土]―10 月19 日[日] 民俗資料:懐かしいものたくさん! 学校の思い出 |
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第3 期:10 月25 日[土]―12 月21 日[日] 民俗資料:三河・碧南のやきもの |
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第4 期:3 月1 日[日]―5 月10 日[日] 碧南の歴史:碧南の古地図 |
共催展
3 月1 日[日]―3 月8 日[日] 第17回碧南文化協会選抜美術展 |
3 月12 日[木]―3 月22 日[日] HEKINANから それぞれのスピリッツ展17th |
教育普及その他の展覧会
11 月21 日[金]―12 月7 日[日] 野外彫刻絵画コンテスト入賞作品展 |
3 月7 日[土]―3 月22 日[日] る る る展 美術館の教育普及活動を紹介します。 |
※2026年1月、2月はLED化工事のため休館予定です。
※都合により展覧会の期間及び内容が変更になることがあります。
この記事に関するお問い合わせ先
碧南市役所 教育部 藤井達吉現代美術館
電話番号 (0566)48-6602
教育部 藤井達吉現代美術館にメールを送る
更新日:2025年03月25日