《樹と少女》山本正道
「樹と少女」 この題名の通り、いぶし銀色をした正方形の瓦を敷きつめた起伏のある大地の上に、その大地と一体感をなす形で丸い樹と少女、そして切り株を配してみた。
俯き加減に前方を向く少女は遠い日、帰り道で路傍の石に腰を下ろして小鳥のさえずりや木々の間を吹き抜けてゆく風の音に耳を傾けていた記憶の中の少女の姿を頭に描いて表わしてみたものだ。
山本正道
1941 | 京都に生まれる |
1965 | 東京芸術大学彫刻科卒業 |
1968~71 | イタリア政府給費留学生として渡伊、ローマ美術学校で学ぶ |
1976 | 第5回平櫛田中賞受賞 |
1978 | 第9回中原悌二郎賞優秀賞受賞 |
1978~79 | フルブライト芸術部門交換研究員として渡米 |
1995~ | 東京芸術大学彫刻科教授 |
2000 | 第31回中原悌二郎賞受賞 |
2004 | 第2回コンスタンティンブランクーシ賞大賞受賞 |
2005 | 紫綬褒章受章 |
新制作協会会員 |
更新日:2020年01月10日