ペットの防災

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更新日:2023年07月20日

災害が起こった時に、飼い主はペットと同行避難することが基本であるため、平常時からそれに備え、ペットの安全と健康を守るとともに、他の避難者への迷惑にならないように努めなければなりません。

同行避難とは、避難所までの避難行動を示す言葉であり、避難所でペットを人と同室で飼養管理することを意味するものではありません。

碧南市の避難所方針

避難者が滞在する避難所の生活スペース内に、ペットを受け入れることはできません。施設管理者の指示のもと、ケージやクレートに入れた状態屋根がある屋外などで受け入れることになります。
避難所への避難の他には、安全を確認した上で、自宅や親戚、友人宅への避難、車中での避難も考えられます。

これまでの災害で実際にあった問題

[出典:環境省「災害、あなたとペットは大丈夫?」]

災害時には

  • 家屋の倒壊や倒れた家具によりペットが逃げられず死亡した
  • 床一面にガラスが飛散し、人もペットも足に怪我を負った
  • 外飼い猫のため、被災当日から自宅に戻らず同行避難できなかった
  • ペットの受入れ可能な避難所がどこにあるのか分からなかった

避難先では

  • 避難してしばらく、人の支援物資はあるが、ペットフードの支援はなかった
  • 避難所で犬が吠えて迷惑をかけるため、やむを得ず車中での避難になった
  • 糞の放置や毛の飛散などが原因で他の避難者とトラブルとなった
  • 救援物資のペットフードを食べなくて困った
  • 避難所にペットとともに避難したが、特定食(治療食等)の入手に苦労した
  • 犬がケージに慣れていないため、過度なストレスを与えてしまった
  • 犬がペットシーツに排尿、排便せず、苦労した
  • 他人や他の場所、他の動物に慣れないため、どこにも預けることができず苦労した
  • 感染症の予防接種をしていないペットが多くいたので感染が心配だった

飼い主のみなさまへ

[出典:環境省「災害、あなたとペットは大丈夫?」]

災害でペットを守ることができるのは飼い主だけです。自分が無事でないとペットは守れません。以下の3点が重要になります。

  1. 飼い主が自らの安全を確保することが、災害時にもペットを適切に飼養することにつながる
  2. 健康面やしつけを含めたペットの平常時からの適正な飼養が、最も有効な災害対策になる
  3. 災害時にはペットを落ち着かせるとともに、逸走やケガなどに注意して、ペットとともに避難する

平常時に飼い主が行うべき対策

住まいや使用場所の防災対策

  • 家具やケージの固定、転倒防止、落下防止
  • 屋外飼養の場合は、飼養場所の安全確認(外塀やガラス窓の近くを避ける)

しつけと健康管理

  • ケージなどの中に入ることを嫌がらないように、日頃から慣らしておく
  • 決められた場所で排泄ができるようにする

行方不明にならないための対策

  • 鑑札、迷子札、マイクロチップなどによる所有者の明示

避難用品や備蓄品の確保

【優先順位1】 動物の健康や命に係わるもの
  • 療法食、薬
  • ペットフード、水(最低5日分 できれば7日分以上)
  • キャリーバッグやケージ(猫や小動物には避難時に欠かせないアイテム)
  • 予備の首輪、リード(伸びないもの)
  • ペットシーツ
  • 排泄物の処理用具
  • トイレ用品(猫の場合は使い慣れた猫砂又は使用済み猫砂の一部)
  • 食器

ペットを避難所へ連れていく場合(同行避難)は、ペットをゲージに入れる必要があります。

【優先順位2】情報
  • 飼い主の連絡先と、ペットに関した飼い主以外の緊急連絡先・預け先などの情報
  • ペットの写真(印刷物とともに携帯電話などに画像を保存することも有効)
  • ワクチン接種状況、既往症、投薬中の薬情報、検査結果、健康状態、かかりつけの動物病院などの情報
【優先順位3】ペット用品
  • タオル、ブラシ
  • ウェットタオルや清浄綿(目や耳の掃除など多用途に利用可能)
  • ビニール袋(排泄物の処理など多用途に利用可能)
  • お気に入りのおもちゃなど匂いがついた用品
  • 洗濯ネットなど(猫の場合は屋外診療・保護の際に有用)
  • ガムテープやマジック(ケージの補修、段ボールを用いたハウス作り、動物情報の掲示など多用途に使用可能)

この記事に関するお問い合わせ先

碧南市役所 市民協働部 防災課

  • 防災計画係 電話番号 (0566)95-9874
  • 地域防災係 電話番号 (0566)95-9875

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