鷲塚小、棚尾小5年生「あいちのかおり」の田植えを体験

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更新日:2023年06月07日

農業の仕組みを学ぶ

碧南市では、農業体験を通して子供たちに食の大切さや自然環境を支えている農業の仕組みを学んでもらうことを目的に、鷲塚小学校及び棚尾小学校の5年生を対象とした稲作体験を実施しています。

令和5年5月23日(火曜日)に鷲塚小5年生90名が、その翌週の5月29日(月曜日)に棚尾小5年生117名が、市内北浦町及び平和町にある「ふれあい体験農園」で、田植えを体験しました。

泥んこになりながら

この取組は、地元の米農家であるJAあいち中央営農部会碧南支部の農家さんとJAの職員さんに協力してもらい、地域ぐるみで行っています。

まず、JAの職員さんから田植えの仕方の説明を聞いてから、田植えを開始します。

今年も、学校給食でも提供されている「あいちのかおり」という品種の苗を、手作業で植えていきました。

児童たちは勢いよく田んぼに入っていき、合図とともに縄に付けられた赤い印目掛けて苗を植えていきました。

はじめは、「冷たい!」「どろどろで、足の裏が変な感じがする」などの声が聞こえましたが、だんだん慣れてくると「楽しい」「もっとやりたい」との声が増えてきました。

児童たちは、泥んこになりながらも、楽しみながら丁寧に植えてくれました。

今と昔の違いを感じる

体験の前後には、最新の田植え機でのデモンストレーションを見学しました。

棚尾小では、農機具メーカーの特別な計らいで、自動運転での田植えの様子を見せてもらいました。自動で走る田植え機を見て、自然と拍手が沸き起こりました。

田植えをする際、手植えでは膨大な時間がかかりますが、機械を使うとあっという間に苗が植えられる様子を見て、児童たちは「早いね」「手で植えるのは大変なのに、機械だとすぐ終わるね」と今と昔の違いを感じていました。

食の大切さを感じて

田植え後の質問コーナーでは、児童からたくさんの質問がでました。

「碧南にはどれくらいの面積の田んぼがありますか?」

「田んぼにはどんな生物がいますか?」

「最新の田植え機はいくらくらいするのですか?」

鷲塚小のクラスでは、「田植え機を使い始めたのはいつ頃からですか?」との質問した児童に、担当の農家さんは「昭和30年代後半からだよ。」と答え、「農家が減っている中で、広い田んぼを早く正確に植えるには、機械化が必要なんだよ。」と続けて説明しました。

児童はこうした体験によって、昔ながらの手作業での田植えはとても疲れることを実感し、最新の農業の現実を目の当たりにしました。また、多くの方が役割分担によって農業を支えていることも知りました。

こうしたことで、農業の、そして「食」の大切さを感じてもらえたらと思います。

児童が泥んこになりながら植えた苗は、今後、米農家さんが管理し、秋には児童自ら稲刈りを体験します。

無事に美味しいお米が実りますように。

この記事に関するお問い合わせ先

碧南市役所 経済環境部 農業水産課 農政振興係
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