栄養士を目指す学生、「へきなん美人」の間引きを体験

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更新日:2023年09月19日

碧南市を代表する特産農産物「ニンジン」

JAあいち中央碧南人参部会の生産者が出荷するブランドニンジン「へきなん美人」は、甘く美味しいと評判で、子どもから大人まで幅広い層から人気があります。

8月のお盆過ぎ頃に種をまき、発芽して10~15cmほどに成長する9月中旬頃から間引きの作業を行います。

「食」に関わる職業を目指す学生の【食育】の取り組み

このへきなん美人の間引き作業を、将来、食に関わる職業を目指す名古屋文理栄養士専門学校の学生2名と担当教員の皆さんが体験しました。

学校独自の授業「食育指導」での地域の特産物の理解を深める取り組みの一環で、へきなん美人をつくる碧南人参部会の生産者である株式会社棚久の永井千春さんが協力し、実現しました。

学生らは、永井さんに間引きを行う目的や方法を学んだあとに実践。習ったとおりに指4本分の間隔になるよう、10cm程度に育ったニンジンを間引きました。

この間引き作業は、大きさと形をそろえるために必要な作業で、全て手作業で行います。

体験の合間に、実際に農家さんが間引く姿を見学。瞬時に判断して引き抜くプロの姿に、一同感心した様子でした。

この日は気温33度の晴天。9月中旬とは思えない厳しい日差しの中、およそ1時間作業に汗を流しました。

作業を終えて学生は、「こんなに暑い中でも手作業で手際よく行っていることに驚きました。農家さんの苦労を感じることができました。」

「間引きの目的を聞いて、商品価値の高いニンジンをこだわって作っていると感じました。」

「間引いた人参も、根が少し赤みを帯びて、ニンジンを感じました。」と感想を教えてくれました。

学生の活動に協力した碧南人参部会を担当するJAあいち中央碧南園芸課の磯貝係長は、「数ある食材の中で、学生たちがへきなん美人に着目してくれたことが本当に嬉しい。今日の体験を、レシピ開発などの活動に活かしてほしいです。」と学生にエールを送りました。

学生は、この後11月に収穫を体験し、活動成果の発表会を予定しています。

この記事に関するお問い合わせ先

碧南市役所 経済環境部 農業水産課 農政振興係
電話番号 (0566)95-9896​​​​​​​

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