碧南の花農家が新品種を開発、コンテストで受賞

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更新日:2023年12月01日

グロリオサ「シキブ2」がコンテストでダブル受賞

花の新品種を評価するコンテスト「ジャパンフラワーセレクション2023切花部門秋審査会」が東京の大田市場で開催され、愛知県碧南市の花の生産者がエントリーしたグロリオサが入選し、2つの賞を受賞しました。

受賞したのは碧南市で「グロリオサ」を生産する小澤只嗣さんの新品種。

「シキブ2」と命名された新品種が、一般消費者や買参人等の人気投票トップに贈られるモニター特別賞と、日本の美意識やデザイン性を感じさせる新品種に授与されるジャパンデザイン特別賞を受賞しました。

受賞の喜び

グロリオサは熱帯アジアやアフリカを原産とする球根植物で、花びらが反り返ったように咲くのが特徴です。

華やかなフラワーギフトや会場装飾に使われることが多く、お祝いシーンにピッタリの花です。

一般的なグロリオサは赤や黄色といったものが多いですが、このシキブ2は花びらが明るく鮮やかな紫色をしています。この色のグロリオサは日本にも世界にもなく、小澤さんが品種改良して生み出したもので、とても貴重で価値のある花です。

受賞した小澤さんは、「審査会に来場した一般消費者などの投票でトップとなったことがとても嬉しく思います。」と受賞の喜びを語ってくれました。

世界でひとつだけの花

小澤さんは、グロリオサの栽培を初めて今年で33年目。現在、年間を通して約10品種を栽培し、その6~7割がオリジナル品種とのことです。JAあいち中央などを通じて全国に出荷するとともに、海外にも輸出をしています。

「シキブ2を完成させるのに25年ほどの年月がかかりました。グロリオサの品種改良はまだまだ開発中。納得する出来となるにはさらに時間がかかりますが、品質の向上とさらなるオリジナル品種の育成にチャレンジしていきたいです。」と今後の展望を語ってくれました。

世界でひとつだけの花を育てる小澤さんのグロリオサは、市内の生花店でも取り扱いがあるので、関心のある方は、ぜひお問合せくださいとのことです。

 

合言葉は、おうちに花を飾りましょう。

この記事に関するお問い合わせ先

碧南市役所 経済環境部 農業水産課 農政振興係
電話番号 (0566)95-9896​​​​​​​

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