疫病退散の願いを込め手筒花火
世間を脅かしている新型コロナウイルス感染症の収束を願って、碧南市の前浜地区の厄年会の方が、前浜稲荷神社へ手筒花火を奉納し、9月5日に打ち上げられました。
この地元では、毎年10月の祭礼で、スターマインや手筒花火の打ち上げを行っています。それに協力などをしているのが大浜煙火保存会の皆さん。
今回の手筒花火の打ち上げにおいても、額田郡幸田町にある「加藤煙火株式会社」で打ち上げ当日に行われた花火の仕込みを、大浜煙火保存会の皆さんも行いました。
仕込みを行った人は、「今まで何本も仕込みをやってきたが、事故で火薬が爆ぜることもあり命にかかわるので1本ずつ丁寧に、また、気持ちを込めて行った」と話していました。
19時をまわったあたりから、近所の方たちが神社の周りに集まってきました。
手筒花火に点火するときには「ひーの ふーの み」とみんなで掛け声を入れて欲しいとの話がありました。
そして19時30分ー。疫病退散の願いを込めた3本の手筒花火が打ち上げられました。
花火を地面に倒した状態で火が入れられ、花火が始まるとそれを一人の男性が抱えて仁王立ち。オレンジ色の火柱は約30秒間続き、「ボン!」という爆音を出して終焉を迎えました。
花火の打ち上げ後、企画をした厄年会の方は、「お祭りをやる予定だったが(新型コロナウイルス感染症の影響で)行えなかった。今はやっている疫病が終わり、来年は行えるといいと思う。反省点もあるが、やってよかった」と話していました。
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更新日:2020年09月07日