スケボーパーク 次世代瓦で賑わいの場を演出
2020年3月20日にオープンした碧南スケートボードパーク。
護岸のコンクリートが殺風景だから何かあったら…という話を端緒に、新たな賑わいの創出と地場産業の振興による地域の活性化を目的として、名古屋工業大学夏目欣昇研究室と碧南市内企業を中心とした産学連携の「ときまるくんプロジェクト」がはじまり、秋空の広がる10月18日に、感謝状の贈呈式が碧南スケートボードパークで行われました。
「ときまるくん」とは、今回壁面を彩るのに使われた新開発の陶板のことです。軽量かつ高強度という特性をいかして、従来の瓦に代わる次世代の屋根材としての可能性を秘めています。
デザイン性の高さから、屋根や壁面のほかに、エクステリアやインテリアなど多方面にわたる利用が期待されています。
このプロジェクトでは、機械メーカーの株式会社石川時鐵工所をはじめ、デザインは名古屋工業大学建築デザイン工学科の夏目欣昇研究室の皆さんが、釉薬(ゆうやく)を宮脇グレイズ工業株式会社、焼きを栄四郎瓦株式会社が担当され、またこの他にも株式会社伊達屋や岡崎信用金庫の皆さんも参加されました。
株式会社石川時鐵工所の角谷取締役は「強風でも飛ばされないような構造とした。また、海岸ということで塩害もあり、建材にとっては厳しい環境。このような厳しい所への施工例は全国でもない」と話していました。
名古屋工業大学の夏目氏は、「楽しくなる空間づくりをとの思いで、5年をかけてこのプロジェクトが行われた。スケートボードパークと隣りの釣り広場を楽しく紹介できるように銘板のデザインも行った」と話し、学生からはデザインのコンセプトなどが説明されました。
この「ときまるくん」による装飾は、スケートボードパークを挟んで東ゾーンと西ゾーンに分かれています。
東ゾーンのテーマは「彩りのメッセージ」。モールス信号の隠れたメッセージや、カラフルな配色・動物のシルエットで可愛らしく仕上げられています。
西ゾーンのテーマは「HEKINA EVOLUTION」。釣り広場とスケートボードパーク2つのスポットを碧南市のロゴマーク「青・緑・橙」の3色によるグラデーションでつなぎ、また、"魚の成長”と“スケートボードの組み立て”をみることができます。
面積 | 約2,000平方メートル |
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構造 | コンクリートパーク(一部アスファルト) |
主なセクション | ボウル、バンク、レッジ、ステア、ダウンレール |
利用料 | 無料 |
利用時間 | 24時間開放 |
所在地 | 碧南市港南町2-8-16 |
駐車場 | 150台 無料 (釣り広場と共用) |
注意事項 | 自身のレベルにあった防具等を装備して安全にご利用ください。 天候や潮位等で利用できない場合がありますのでご注意ください。 |
この記事に関するお問い合わせ先
碧南市役所 総務部 秘書課 広報統計係
電話番号 (0566)95-9867
総務部 秘書課 広報統計係にメールを送る
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更新日:2020年10月19日