食育紙芝居「やさい、だぁーいすき!」の初披露

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更新日:2022年06月21日

「食」の大切さを伝えたい ~女性農業士が想いを込める

令和4年6月18日、碧南市民図書館中部分館が主催する「としょかんまつり」のおはなし会で、愛知県農村生活アドバイザー協会碧南地区の皆さんが、手作りの紙芝居「やさい、だぁーいすき!」を初披露しました。

この日、おはなし会に集まったのは親子26名。途中で歌に合わせて手拍子が起こるなど時には楽しく、時には真剣な表情で耳を傾け、物語に引き込まれていました。

としょかんまつりでの初披露の様子

「農村生活アドバイザー」とは、農業経営に参画するとともに、積極的に地域の活性化に貢献している女性農業者のことで、知事が認定するものです。碧南市では、現在、ニンジン・タマネギ・トマト・花などを栽培する8名のアドバイザーが、地産地消や食育の推進を目指した活動を行っています。

碧南地区のアドバイザーは、これまでは、小学生を対象に地元産小麦を使ったうどん作りの調理実習を実施していました。しかし、コロナ禍で調理実習が出来なくなり、活動を見直していました。

そんな中、碧南はおいしい野菜がたくさん作られている野菜の宝庫であることから、地元野菜の魅力、食の大切さ、食への感謝の気持ちを子どもたちに伝え、そして、自らの農家の体験を学びに活かしたいという思いで、令和3年3月、オリジナルストーリーの紙芝居を作ることを決めました。

手作り絵本を作るグループ「碧い鳥」が協力

しかし、今まで紙芝居を作ったことがなく、絵を描くことは専門外。そこで、市内で手作り絵本を製作するグループ「碧い鳥」を紹介してもらい想いを伝えたところ、「碧い鳥」のメンバーも「協力することで地域貢献につながるのでは」という思いで快諾。こうして、共同での紙芝居の製作が始まりました。

ストーリー作りを担当した「碧い鳥」代表の中根さんは、「子どもたちに食べることは楽しいこと、毎日の給食を楽しんでほしいといったことを、この物語から感じてもらいたい」と、物語に思いを込めました。

月に一度の打合せを重ね、紙芝居は令和4年3月に完成しました。

物語と紙芝居の作画を担当した碧い鳥とアドバイザーの皆さん

OGを前に練習会を開催

完成した紙芝居、どうしたら子どもたちの印象に残るかを考え、アドバイザーの皆さんは練習を重ねました。おはなし会の直前、アドバイザーを卒業したOGの皆さんの前で仕上がりを披露しました。この紙芝居の製作を企画した方もおみえになり、OGからよりよいおはなし会にするための様々なアドバイスを受けて完成度を高めました。

OGを前に直前練習をするアドバイザーの皆さん

初の試み、子どもたちに伝わるように

劇中では童謡♪糸まきまきのメロディーに合わせ、歌を歌う場面があり、歌とともに手作りの絵付きうちわを掲げながら「へきなんどんぶり」「やみつききゅうり」などの献立を紹介しています。

効果音でフライパンやマラカスを用意し、子どもたちにも紙芝居の世界観に入りやすい工夫がされていました。

地元野菜のイラストを描いたうちわ

給食ででるメニューも紹介

アドバイザーの碧南地区代表の永井さんは初披露後、「子どもたちが真剣に見てくれてよかったです。この紙芝居を通して食の大切さ、食べることの楽しさを感じてほしい。」と話してくれました。

この紙芝居は、今後、農業に関するイベントや保育園や小学校での出前講座で披露していく予定とのことです。

食育紙芝居「やさい、だぁーいすき!」を初披露したアドバイザーの皆さん

6月は食育月間。

碧南市では、様々な食育の担い手の皆さんが、市内の子どもたちに食の大切さや食への感謝を伝える活動をしています。

皆さんも、ぜひ、「食育」のこと、考えてみませんか。

この記事に関するお問い合わせ先

碧南市役所 経済環境部 農業水産課 農政振興係
電話番号 (0566)95-9896​​​​​​​

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