取付管

下水道を使用するためには敷地内の排水設備と、道路に埋設してある汚水管を結ぶことが必要となります。そこで下図のとおり「公共ます」と「汚水管」を結ぶ管を「取付管」といい、土地所有者などの申し込みにより、汚水管の埋設工事にあわせ取付管を設置する工事を行っていきます。

道路の掘り返しをなくし、経費の節減のため、農地などの建物のない土地にも設置します。

ただし、次の土地には設置しません。

• 生産緑地に指定された農地
• 鉄塔敷など汚水を排水しない施設の土地
• 道路に接していない宅地以外の土地
• 汚水を排水していない70平方メートル以下の土地

取付管の設置の申込みは、土地所有者からしていただきます。ただし、借地など、土地所有者以外に権利者がいる場合は、その権利者の確認の押印が必要となります。

この取付管は道路に面した敷地内（公道と民有地との境から約20センチメートル、深さ70から90センチメートル）に設置し、公共ますを設置するまではキャップ止めしておきます。

宅地は、原則として利用している敷地全部（画地）で1個です。ただし、特別な事情がある場合は面積に応じて増設できますが、増設分の費用をご負担いただく場合があります。

農地（生産緑地指定を除く）や雑種地などは、その土地の面積に応じた個数を設置することができます。

取付管の設置に要する費用は市が負担します。ただし、取付管設置申込確認書により設置工事が完了した後、設置場所を変更するときは、個人負担となります。