木造金剛力士立像 2躯

ページID 13589

更新日:2020年03月27日

木造金剛力士立像(海徳寺蔵、画像提供:愛知県総務部法務文書課県史編さん室)

(画像提供・愛知県総務局総務部法務文書課県史編さん室)

概要
分類 県指定有形文化財
種別 美術工芸品(彫刻)
所有者 海徳寺
指定年月日 平成31(2019)年2月15日
寸法 像高 241.0cm(阿像)241.2cm(吽像)
品質・形状 木造 玉眼 彩色
時代 鎌倉

 

海徳寺山門に安置される阿吽(あうん)の金剛力士像。それぞれ外側に向かって腰を捻ひねり、阿形(あぎょう)が左手を挙げて金剛杵(こんごうしょ)を執り、右手を下げて全指をひろげ、一方の吽形(うんぎょう)は左手を下げて拳をつくり、右手を挙げて全指をひろげるという対照的なポーズである。腰高で動きの多いその像容を、破綻なく写実的にまとめた鎌倉時代前期の作例である。もと伊勢の菩提山神宮寺の仁王門に安置されていたが、明治初年の廃仏毀釈に際し、他の仏像仏具と共に三河大浜に運ばれ、海徳寺に寄進された像である。

この記事に関するお問い合わせ先

碧南市役所 教育部 文化財課
電話番号 (0566)48-6602

教育部 文化財課にメールを送る