木造阿弥陀如来立像 1躯(海徳寺蔵)

分類 | 市指定有形文化財 |
種別 | 美術工芸品(彫刻) |
所有者 | 海徳寺 |
指定年月日 | 平成31(2019)年3月7日 |
寸法 | 像高97.3cm |
品質・形状 | 木造 彫眼 漆箔 |
時代 | 鎌倉 |
海徳寺の本堂内西脇壇に安置される三尺阿弥陀如来立像(来迎印)で、現本尊の丈六阿弥陀如来坐像が伊勢・菩提山神宮寺から移安されるまでは当寺の本尊であったと伝えられる。本像の腹部、大腿部及び裾の衣文が比較的浅く平行状に整えられており、平安後期彫刻の余風を色濃く残しながらも、面貌、体躯及び背面の充実した起伏には鎌倉彫刻の写実味がすでにあらわれている。おそらく京風(定朝様)及び奈良風(初期慶派様)折衷の立場に立った作例とみるべき13世紀初めにも近い三尺阿弥陀立像として貴重である。
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更新日:2020年03月11日