令和5年度市史資料収蔵品展「土人形展 ~三河土人形の中心地・碧南~」

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更新日:2023年10月08日

令和5年度市史資料収蔵品展チラシ
概要
 会期

令和5年11月11日(土曜日)〜12月7日(木曜日) 午前9時~午後9時

 休館日  月曜日
 会場  碧南市文化会館(碧南市源氏神明町4番地) 1階 展示室1
 主催  碧南市教育委員会
所管  碧南市文化財課 市史資料調査室
 内容

本年度は碧南市制75周年の年となります。現在、碧南市には臨海部に多くの工場等が集まり、工業生産額の第一位は自動車関連の機械となっています。しかし、75年前に碧南市制が始まった頃は、生産額の一位は瓦を中心とした窯業関連の製品でした。御存じの通り、これは碧南市が良質な粘土に恵まれ、18世紀の後半には瓦造りが始まり、三州瓦の中心地の一つとして発展してきたためでした。
瓦以外にもこの良質な粘土が生み出したものとして、今では人々に忘れ去られてしまった土人形があります。土人形は京都の伏見でつくられたものが全国に広まり、各地で作られるようになったものです。碧南市域でも幕末から明治にかけて、数多くが作られるようになりました。三河各地で作られた土人形が三河土人形と呼ばれる中、碧南市はその生産の中心地でした。
そんな碧南での土人形作りも人々の生活が豊かになった昭和30年代に入ると、衣装雛に押されて消えていきました。しかし、全国の多くの土人形愛好家の熱心な要望を受け、大浜地区の禰宜田家では昭和40年代に、旭地区の高山家では平成に入ってから土人形作りが再開されました。
愛知県内で現在も土人形作りが続けられているのは、半田市の乙川土人形、碧南市の大浜土人形と旭土人形の3か所のみです。三河地方に限定すれば、碧南市のみとなります。近年、新たに多くの土人形が寄贈されたので、それらを中心に令和5年度の市史資料収蔵品展において碧南市の土人形とその歴史をご紹介します。

 観覧料  無料
ギャラリー・トーク

展示担当者による説明会。
日時:令和5年11月18日、12月2日(土曜日)午後2時から(30分程度)
集合:展示会場入口 参加費無料、事前申込不要

この記事に関するお問い合わせ先

碧南市役所 教育部 文化財課
電話番号 (0566)48-6602

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