令和6年度市史資料収蔵品展「思い出の衣浦マンモスプール」

会期 |
令和6年8月3日(土曜日)〜9月1日(日曜日) 午前9時~午後9時 |
---|---|
休館日 | 月曜日(ただし8月12日は開館)、8月13日(火曜日) |
会場 | 碧南市文化会館(碧南市源氏神明町4番地) 1階 展示室1 |
主催 | 碧南市教育委員会 |
所管 | 碧南市文化財課・市史資料調査室 |
内容 |
昭和30年代までは碧南市の海辺には、遠浅の地形を生かした海水浴場がいくつも開かれ、夏になると多くの海水浴客でにぎわいました。特に、玉津浦海水浴場、新須磨海水浴場などは県下でも有数の海水浴場として知られ、近隣地域以外に名古屋などからも多くの人々が訪れました。 しかし、衣浦港が重要湾港に指定されると、遠浅の沿岸部は昭和40年代から埋め立てられました。それにより広い工業用地が造成され、現在の財政力豊かな碧南市の礎を築きました。碧南の発展を喜びつつも、白砂青松の美しい景色を思い出し、波打ち際で楽しむことのできない寂しさを思う人々も少なくありませんでした。 そこで、埋め立てによって失われた白波の打ち寄せる砂浜に代わるものとして、昭和49年に衣浦マンモスプールが造られました。当時は東洋一の造波プールとうたわれて、碧南市民をはじめ、多くの人々が訪れました。昭和56年には30mと50mのウォータースライダーを増設し、大いに人気となり、より多くの人々に親しまれるものとなりました。 衣浦マンモスプールの営業は毎年、7月の第2週の日曜日から8月31日または9月1日(日曜日の場合)のおよそ50日間でしたが、盛況時には1シーズンで20万人を超える人々が訪れ、様々な催し物も行われました。 しかし、年月が経つと施設の老朽化が進み、故障も多くなって、年々維持費の増加と共に、維持そのものが難しくなっていきました。同様の遊泳施設が各地にでき、利用者が減少する中、平成15年をもって、惜しまれながら30年間にわたる営業をやめました。マンモスプールの跡地には碧南市臨海公園が整備され、市民の憩いの場となっています。その地に東洋一とうたわれた造波プールがあったことを伝えるものとして、ちびっ子プールにあったクジラの噴水が、臨海公園内のちびっこ広場にマンモスプールのモニュメントとして残されています。 本年は衣浦マンモスプール開業50年にあたります。今年の市史資料収蔵品展は、近年、市史資料として収蔵された、昭和49年(1974)の開業から閉業の平成15年(2003)の30年の間、毎年作られた衣浦マンモスプールのポスターを中心に、在りし日の衣浦マンモスプールの姿をお伝えすると共に、多くの海水浴客でにぎわった市内の海水浴場の様子も併せてお伝えします。マンモスプールの思い出をお持ちの方も、知らない世代の方も、ぜひご覧ください。 |
観覧料 | 無料 |
ギャラリー・トーク |
展示担当者による説明会。 |
この記事に関するお問い合わせ先
碧南市役所 教育部 文化財課
電話番号 (0566)48-6602
教育部 文化財課にメールを送る
ページID 22088
更新日:2024年06月30日