令和7年度市史資料収蔵品展「戦争と碧南~子どもたち(未来)へ伝えたいこと~」

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更新日:2025年06月18日

令和7年度碧南市市史資料収蔵品展チラシ
概要
会期

令和7年8月5日(火曜日)〜8月31日(日曜日) 午前9時~午後9時

 休館日  月曜日(ただし8月11日は開館)、8月12日(火曜日)
会場  碧南市文化会館(碧南市源氏神明町4番地) 1階 展示室1・2
観覧料  無料
主催  碧南市教育委員会
所管  碧南市文化財課・市史資料調査室
共催  碧南市遺族連合会・碧南市福祉課
 内容

   本年は日中戦争・太平洋戦争が終わってから80年となります。戦時中のことを知る方々も高齢となり、話を聞ける機会も少なくなりました。当時の人々に代わりその「思い」を伝えるものが手紙などの遺された戦時資料です。
   終戦75周年に開催した収蔵品展「大濱町常会資料から見る、戦時中の人々の暮らし」以後に寄贈いただいた新たな資料やこれまで碧南市が所蔵していた戦時資料からは、愛する息子・兄・夫・父を戦地に送り出し、その身を案ずる家族の「思い」、故郷に残した家族の無事を願う兵士の「思い」を読み取ることができます。
   碧南市遺族連合会は平成元年(1989)に『碧南市戦没者顕彰史』を発刊しました。刊行にあたり、日清戦争から太平洋戦争にかけて戦没された方々の情報(顔写真、階級、勲等、氏名、生年月日、享年、戦没時の住所、戦没年月日、戦没地、法名、父母の名・続柄・妻名、従軍前の職歴、軍歴)が遺族から集められ、それが一人一人の記録として掲載されています。
   この『碧南市戦没者顕彰史』に記された、日中戦争・太平洋戦争で亡くなられた1,427人のデータを、今回初めて分析しました。それにより我々の先人である碧南市域の方々が、いつ、どこで、何歳で、どのように亡くなったのかなどが明らかとなりました。
   その一例として、いわゆる特攻関連により亡くなった方が7人いました。この他にも、これまで知られることのなかった碧南市の戦没者の全容が明らかになりましたので紹介します。
   今回、副題を「子どもたち(未来)へ伝えたいこと」としたように、小学校高学年の児童にも理解できるような展示を心がけました。若い世代の方にこそ見ていただきたいと思います。当時の人々の「思い」とその生活を知り、戦争の悲惨さ、平和の尊さを改めて実感していただき、二度と戦争を繰り返さないために、自分に何ができるのかを考える機会にしていただけましたら幸いです。

ギャラリー・トーク

展示担当者による説明会。
令和7年8月9日(土曜日)、8月23日(土曜日)午後2時から30分程度。
展示会場入口にお集まりください。 参加無料。事前申込不要。

この記事に関するお問い合わせ先

碧南市役所 教育部 文化財課
電話番号 (0566)48-6602

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