備えない防災 フェーズフリー
日常時も災害時も、変わらずに活用できる「フェーズフリー」という考え方があります。災害時に使うものを別に用意するのではなく、普段使う道具やサービスなどを、災害時でも使えるものに、変えていくという考え方です。
具体例
身の回りのモノやサービス、考え方などを、少しずつ、フェーズフリーなものに変えていくことで、防災の備えを進めることができます。
普段使いのモノ
- スマートフォン
情報収集や連絡手段、懐中電灯として使う - モバイルバッテリー
スマートフォンなどのバッテリーとして使う - ラジオ
スマートフォンなどの通信機器が通じなくなった場合の情報収集手段として使う - ヘルメット
業務や自転車で使用している物を避難時に使う - レインコート
雨風を防ぐ他に防寒着としてや、避難時のトイレや着替え時の目隠しとして使う - 靴下
重ね履きすることで、靴が無い場合の足のケガ防止として使う - ビニール袋・撥水性のあるマイバッグ
水を運ぶためのバケツとして使う - 大判のハンカチ
物を運ぶための風呂敷や、ブランケットの代用、応急手当用品、頭や口元を覆う頭巾、敷物、赤ちゃんの抱っこ紐の代用として使う - ペットシーツ・猫砂
人用の簡易トイレで使う
食品・日用品はローリングストック法
即席めん、レトルト食品、トイレットペーパー、乾電池などの食品や日用品を多めに買い置きしておき、日常で古いものから順に使い、減った分を買い足す方法(ローリングストック法)がおすすめです。
大規模災害時、被災地に支援物資が届くまでに時間がかかることを前提として、国は1週間分以上の備蓄を呼びかけています。
食料は長期保存できる非常食だけでなく、食べ慣れているものがあると、より安心です。
水の備蓄は、特に推奨します。災害時の応急給水時は、長時間並ぶことが想定されます。また、水を運ぶのには大きな労力が必要となります。小さなお子さんやご高齢のご家族がいる方は、大変な負担となりますので、備蓄を進めることをおすすめします。
レジャーグッズ
- 寝袋・テント・チェア・カセットコンロ・ポータブル電源など
避難生活で使う - ランタン・キャリーバッグ・リュック
避難時や避難生活で使う - レジャーシート
寝るときや雨除けで使う - ヨガマット・コット
寝るときなどで使う - ライフジャケット
避難時の救命胴衣で使う
家庭での簡易防水 水のう
台風や集中豪雨などの大雨時に、家の中への浸水を防ぐために土のうが使用されますが、重くて取扱いは大変です。
家庭にあるビニール袋と水で作れる簡易防水「水のう(すいのう)」という方法があります。
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更新日:2024年07月26日