こどもと避難 これだけは
【今回の学び】
いつ逃げる?▶「高齢者等避難」で避難をスタート
何を持って逃げる?▶「おもちゃ」と「おかし」を持って逃げる
どこに避難する?▶ホテルや友人の家も選択肢に
小さな子どもは自分で命を守れません。周囲の大人が早めの行動で、子どもたちの命を守ってあげてください。小さな子どもと避難することになった時に注意して欲しいポイントをまとめました。
こども(幼児)とは「高齢者等避難」で避難をスタート
- 小さい子との移動は想像以上に時間がかかります
- 「高齢者等避難」で逃げないと間に合いません
- 3歳くらいになると抱っこでの移動は大変
- 歩いてもらうためにも早めに避難を開始して
- ベビーカーは避難所では役立ちますが移動の邪魔になるときは置いていきましょう
小さな子どもと避難するのは想像以上に時間がかかります。まず家を出る段階で、靴が左右逆だったり、「ウンチしたい!」と言ったり…
移動を始めても途中で「歩けない」と言い出して抱っこしなければならないことも。仮に歩いてくれても、大人だけの時よりも当然時間はかかります。
子どもとの避難は「時間がかかるもの」と考えておくことが大事です。
「おもちゃ」と「おかし」を持って逃げて
- 避難先でのこどもの緊張をほぐすために食べ慣れた「おかし」や音の出ない「おもちゃ」を
- 荷物が重いと避難が大変なので必要最小限な量にしましょう
- こどもと手をつなげるように荷物はリュックに入れて両手を空けておきましょう
慣れない避難先では、子どもは緊張します。リラックスできるように、食べ慣れたお菓子やおもちゃを持っていきましょう。
避難所で他の人の目が気になる方は、シール帳や塗り絵、トランプなど、音の出ないおもちゃがあるといいです。100円ショップで販売しているシール帳は重宝します。
ただ、荷物が多くなると避難が大変になります。背負えるだけ、持てるだけの、必要最小限な量にしましょう。
また、子どもと手をつないで移動ができるように、荷物はリュックに入れて背負い、両手を空けておきましょう。
ホテルや友人の家も避難の選択肢に
- 避難所に行きたくない…と感じて避難を迷うならホテルの予約や友達の家への避難も検討して
- ホテルはお金がかかりますが周囲を気にせず安全に過ごすことができます
避難所が体育館などで「行きたくない…」と感じる時は、公的な施設にこだわる必要はありません。友人や家族などの家への避難も検討して下さい。
避難所に行きたくない…という理由で、危険なのに自宅に留まるのはダメです。お金はかかりますが、ホテルは周囲を気にせずに安心に過ごすことができます。ちょっとした旅行気分で、ホテルで過ごしてみるのもいいかもしれません。
災害列島 命を守る情報サイト
防災情報の基礎知識や「いざ!避難」という時にとるべき対応を分かりやすく解説しています。
出典:NHK防災これだけは https://www3.nhk.or.jp/news/special/saigai/basic-knowledge/
ページID 20133
更新日:2023年10月18日