6月14日は「へきなん赤しその日」
初夏を彩る碧南の赤シソ
紫色に広がる畑。
これは、碧南に初夏の訪れを知らせる風物詩として親しまれている特産の赤シソの畑です。
この赤シソを生産・出荷するのは総勢11軒の農家で組織されるJAあいち中央碧南しょうが・しそ部会の生産者の皆さんで、約14ヘクタールの畑で、年間約125トンの赤シソを出荷しています。
出荷最盛期に合わせて記念日を登録
部会が出荷する生食用の赤シソの出荷量は、県別で愛知県が群馬県に次いで2位、市町村別では碧南市が県下1位、全国2位を誇っています。
また、葉の軸を短くして出荷することを徹底しているため、市場からの評価が高いのが碧南の赤シソの特徴です。
部会では、更なるブランド力を強化するため、様々な取組を行っており、その一環として、出荷最盛期である6月に合わせて“いい(1)しそ(4)”の語呂合わせから、6月14日を「へきなん赤しその日」として記念日登録しました。
記念日登録の手続きを進めたJAあいち中央の担当者は、「今回の記念日登録をはじめ、今後も学校での食育活動やイベントの開催、新メニューの開発等で赤シソを盛り上げていきたい。」と意気込んでいます。
赤シソの収穫作業を取材
「へきなん赤しその日」の前日となる6月13日(火曜日)に、赤シソの収穫風景を取材しました。
部会長の山田さんは、今年の赤シソについて、「色も良く、部会としても品質に自信を持って出荷しています。碧南の赤シソをぜひ多くの方に手にとってもらいたいです。」と話してくれました。
収穫は茶刈機!?赤シソの収穫作業
赤シソの収獲作業は独特です。
お茶葉用の茶刈機を使って、3~4人一組で作業を行います。作業中にはあたり一面赤シソの爽やかな香りが広がっています。
作業で特に気を遣う点について部会長の山田さんは、「軸の短さ」を挙げていました。
赤シソを使う消費者の方が、梅干しを漬けるなどの調理をする際に、軸の切取作業を省略できるように、初めから赤シソの軸を短くして出荷しています。
この取組は市場からも評価されていて、碧南の赤シソの高品質な所以の1つとなっています。
消費者を想って、良いものをつくる
また、収穫した赤シソは各農家でそれぞれ洗浄後にJAあいち中央碧南東部営農センターに持ち込まれさらに洗浄・脱水を行っています。
消費者を想い、砂や異物が混ざらないよう念には念をと、丁寧に作業をしています。
今しか味わえない碧南の赤シソ
赤シソは、一般的には梅干しの色付けに使われていますが、それ以外にも赤シソジュースにするのが特におススメとのこと。
水や炭酸水で割って飲むと、赤シソのサッパリとした香りが口に広がり、爽やかで飲みやすいです。
今しか味わえない碧南の赤シソは、あおいパークの産直市場のほか、JAあいち中央の産直、スーパーなどの量販店、JAあいち中央のオンラインショップ「碧海そだち」で販売されています。
暑い夏に爽やかな赤シソジュースはいかがでしょうか。
ぜひ、お試しください。
この記事に関するお問い合わせ先
碧南市役所 経済環境部 農業水産課 農政振興係
電話番号 (0566)95-9896
経済環境部 農業水産課 農政振興係にメールを送る
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更新日:2023年06月15日