へきなん美人の季節がやってきた！

令和5年12月1日（金曜日）、これから旬を迎える碧南市特産のブランドニンジン「へきなん美人」を生産するJAあいち中央碧南人参部会の役員の皆さんが碧南市長を訪問し、今年のニンジンの作柄を報告しました。

部会長の山中重信さんは、「今年の夏の猛暑で生育が止まってしまうこともあったが、10月以降、回復し順調に育ってきた。甘くて美味しいニンジンが出来てきたので沢山食べてほしい。」とあいさつされました。

市長は、「学校での食育事業での協力、給食にもニンジンを提供いただいて感謝している。皆さんと連携してブランド化を進めていきたい。」と話しました。

意見交換を行うなか、部会の皆さんに、その場でへきなん美人を搾った、生搾りジュースを振舞っていただきました。

ジュースを試飲して、「今年のジュースもとても甘くておいしい！」と一同声を合わせました。部会長の山中さんは「冬が厳しくなるにつれ、ニンジンはもっと甘くなってきます。楽しみにしていてください。」と話されました。

前部会長の杉浦千秋さんは、この日、へきなん美人を使って染めた糸で織った帯を着用し、和服姿を披露されました。

今回原料として使ったニンジンは、規格外の出荷に適さないものを使い、環境に配慮して制作をしましたと話してくれました。ニンジン本体とニンジンの葉から染料を抽出し、「にんじん草木染した絹糸」を使い、へきなん美人らしいシルエットと色にこだわり、爪搔本綴帯が完成しました。

「へきなん美人」は、117人の部会員が110haの畑で生産し、今シーズンは約8000t出荷する予定とのことです。

現在、出荷作業が順調に行われ、あおいパーク等のJA産直、市内のスーパー等の量販店などで販売されます。

ぜひ皆さんも、碧南の冬の味覚「へきなん美人」をご賞味ください。