森正樹作品展「きみとぼくのむこうに」90点以上を展覧!

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更新日:2025年08月08日

哲学たいけん村無我苑にて、森正樹作品展「きみとぼくのむこうに」が開催中です。

森正樹さんの本邦初公開の作品も含む94点の展覧会です。

全ての作品に歩んできた人生を寓意して

森正樹さんが創作過程で大切にされていることの一つ、「寓意(ぐうい)」。

寓意とは、ある概念や思想を、直接的に表現するのではなく、別の具体的な事物や物語に置き換えて表現することです。自分の感情や思い、行動、記憶などをそのまま表現するのではなく、そこにストーリー性を見立てて作品を仕上げます。

2つで1つの作品です。
ぜひ見に来て、感じてください!

例えば、この作品「変化の不可逆性」

2011年の東日本大震災で受けた衝撃から創作されました。

「時間」という言葉を辞書で引くと出てくる言葉がこの作品のタイトルで、一度起こった変化は何があっても元に戻らないということにゾッとし、それは今朝潰した一匹の「蚊」ですら等しく背負っているという寓意がこの作品には込められています。

作品によっては解説があります。読んでから
作品を見ると魅力や深みが感じられます。

細部まで丁寧に作られています。
近くで見てみてください!

幼少の頃から現在に至るまでに起きた出来事や印象に残っている風景、関わる人や動物との間で芽生える思い、あふれて出てくる気持ちなど、自分の人生と向き合って、寓意を取り入れて物語を紡ぎながら創作されています。創作は自由だからこそ、何か創ろうと思うときに自分の内側を見つめ直すことを自然とするようになったそうです。寓意で表現された作品は、とても惹きつけられるものがあります。

森さんは油絵を勉強する中で、紙素材や他の材料などにも魅力を感じ、立体的な作品も創作されています。今回展示されている作品の素材も家のリフォームで出た余りの材料や廃材など、様々です。
作品によっては制作に1年程かかるものもあるとのこと。

迫力ある全ての作品が撮影可能です。非常に見ごたえのある展覧会になっています!

この企画展は9月26日(金曜日)まで開催されますので、ぜひお越しください!

ワークショップも開催!

今回の企画展に併せて、森正樹さんが講師を務める創作ワークショップを2回開催します。それぞれ内容が異なるため、両方参加しても楽しめるワークショップとなっています。

詳しくはホームページをご覧ください!

ワークショップ
「コラージュブックを作ろう!」

ワークショップ
「牛乳パックで車を作ろう!」

抹茶と季節のお菓子が召し上がれます

哲学たいけん村無我苑の研修道場「安吾館」では、作法をご存知でない方もお気軽に、椅子に座ってお抹茶と季節のお菓子を楽しむことができます。季節によって表情を変える日本庭園を眺めながら、ゆっくりとした時間をお過ごしください。

瞑想を体験してみませんか?

哲学たいけん村無我苑の瞑想回廊2階、展示ブースに囲まれた廊下の一番奥にもの思いにふける部屋、瞑想室はあります。トップライトと弱めのスポットライト、リラックス効果の高いお香により瞑想しやすい空間を演出しています。

また、瞑想用の椅子(イタリア、フィレンツェの富豪コシモ・デメディチが自らの瞑想のために制作させた椅子をイメージしてデザインされた椅子)も設置しています。全国的にも珍しい公共施設の瞑想室で数分間、目を閉じて静かに瞑想してみませんか?

哲学たいけん村無我苑
所在地 碧南市坂口町3-100
電話 0566-41-8522
開苑時間 瞑想回廊:9時~17時、立礼茶席:9時30分~16時
休苑日 毎週月曜日(月曜日が休日の場合は翌平日)
入苑料 無料

 

この記事に関するお問い合わせ先

碧南市役所 総務部 秘書課 広報統計係
電話番号 (0566)95-9867

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