お盆のお供えに「へきなんの輪菊」を

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更新日:2021年08月12日

碧南市では、お盆の需要に向け、輪菊の出荷が最盛期を迎えています。JAあいち中央菊共撰組合(組合長:藤関弘之さん)では、9人の生産者が3.2haのハウスで輪菊を生産しており、東北や関東の市場を中心に年間約210万本を出荷しています。

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8月6日(金曜日)、碧南市大堤町の岡部忠幸さんのハウスでは、輪菊の収穫作業のピークを迎えていました。この時期は「精の一世(せいのいっせい)」という品種を生産し、出荷しています。大人の胸のあたりまで成長した輪菊を、パートさんが一本一本丁寧に切り、「こざ」にくるんで集荷場に運搬します。

集荷場では、自動選別機で重さにより一本ずつ選別され、熟練のパートさんの手作業で10本ずつの束にして箱に詰められ、出荷されます。

組合長の藤関さんは、「生育は順調で、品質も例年どおり良好です。碧南で作られている輪菊は、主に葬儀で利用されていることから、新型コロナウイルスの感染拡大の影響を大きく受けています。ご先祖様への供養としてお盆やお彼岸でお供えしてほしいです。また、日常的にもキクを楽しんでいただきたいと思っています。我々生産者も、キクのイメージを払拭して気軽に楽しんでいただけるよう頑張っていきたいです。」と話してくれました。

キクは皇室の御紋になっているように、高貴で気品があり、もともとは縁起のよい花です。しかし、私たちのライフスタイルが変化したことにより、節々に花を生ける習慣が時代とともに少なくなりました。そのような中でも、葬儀等では欠かさずキクをお供えしてきました。こうしたことから、キクのイメージが葬儀等でのお供えの花となって人々に強く印象付けられたのではないかと言われています。

人々のイメージを変えることは大変なことだと思いますが、市も生産者とJAあいち中央とともにキクの新たな需要創出に向けて取り組んでまいります。

皆さんも、お盆やお彼岸に、碧南の輪菊を飾ってみませんか。そして、他の花と組み合わせる等、日頃からキクを楽しんでいただけたらうれしいです。

へきなんの輪菊は、あおいパークの産直市場の他、JAあいち中央の各産直市場にて購入することができます。

 

合言葉は、「おうちに花を飾りましょう」

 

 

この記事に関するお問い合わせ先

碧南市役所 経済環境部 農業水産課 農政振興係
電話番号 (0566)95-9896​​​​​​​

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