収穫最盛期「へきなんのあかしそ」
碧南の初夏の風物詩
皆さん、この写真は何の畑だと思いますか?
まるで紫色のじゅうたんがひかれたようなこの農作物。
これは、梅干しの色付け等に用いる碧南特産の「赤シソ」の畑です。

愛知県は赤シソの収穫量が群馬県に次いで全国2位。碧南市は愛知県の中で最大の産地です。
毎年5月下旬から7月上旬までの間、市の東部の農地を中心に、赤シソの収穫風景が見られ、碧南の初夏の風物詩となっています。
この赤シソを生産・出荷しているのは、JAあいち中央碧南しょうが・しそ部会に所属する農家の皆さん。11名の農家が、1,295アールの畑で赤シソを栽培しています。

収獲作業はとても独特です。お茶を刈り取る機械を転用し、4人一組で刈取り作業を行います。
収獲で気を遣うのが、軸の短さだそうです。
これは、赤シソを使う人が梅干しを漬けるなどの調理をする際に、わざわざえぐみのある軸を切り取らなくても済むように、初めから軸を短くして出荷しています。
また、色合いと香りがよいのが特徴で、市場において高品質な赤シソとして取り扱われています。

生産者が碧南市長を表敬訪問
令和4年6月6日、赤シソを生産するJAあいち中央碧南しょうが・しそ部会の皆さんが、碧南市長を訪問し、今年の作柄を報告するとともに、ブランド化への支援を要請しました。

部会長の片山さんは、この日のために新調した法被を身にまとい、「軸を短くして収穫するなど厳しい出荷基準を守って生産しており、市場での評価は高い。赤シソといえば碧南といわれるよう、市もPRに協力してほしい。」と話されました。
この日、碧南の赤シソを使って作ったオリジナルジュースを試飲した市長は、「爽やかで美味しい。何よりも色が良いし、これからの季節にピッタリ。市も積極的にPRを行う。」と応じました。

赤シソは、梅干しの色付けのほか、赤シソジュースにするのがおススメとのこと。水や炭酸水で割って飲むと、赤シソの爽やかな香りが口いっぱいに広がります。
また、アンチエイジングにも効果が期待されると言われており、健康管理にもうってつけ。
この時期しか味わえない碧南の赤シソ。
あおいパークの産直市場のほか、JAあいち中央の産直、スーパーなどの量販店、JAあいち中央のオンラインショップ「碧海そだち」で販売されています。
爽やかな赤シソジュース。
ぜひ、お試しください。
農家おススメ赤シソジュースの作り方
材料 | 分量 |
---|---|
赤シソ | 1袋(300グラム) |
砂糖 | 300グラム |
クエン酸またはレモン汁 | 小さじ3(レモン汁の場合は120cc) |
水 | 1800cc |
作り方
1きれいに洗う。軸の長いものがあれば、取り除く。(茎があると、えぐみ(苦味)が出てしまうため、極力取り除くようにする。)
2沸騰した1.8リットルの湯の中に赤シソを入れる。
3赤シソが赤色から緑色に変わったらすぐに、鍋から取り出して1度こす。 【ポイント】赤シソを煮すぎると苦味が出てしまうため、煮すぎないようにする。
4煮汁に砂糖を加えて煮溶かし、クエン酸またはレモン汁を加える。※クエン酸・ レモン汁を入れた瞬間に鮮やかな色になります。
5冷めたら、水や炭酸水で適度に薄めて出来上がり
そのままでも十分に飲めますが、一度、原液を飲んでみて、甘いと思ったら、水などで割って薄めてください。
大人の方だとウォッカ、子供の方だとサイダーなどで割って飲むと、より一層おいしくいただくことができます。

この記事に関するお問い合わせ先
碧南市役所 経済環境部 農業水産課 農政振興係
電話番号 (0566)95-9896
経済環境部 農業水産課 農政振興係にメールを送る
ページID 18970
更新日:2022年06月15日