画家たちの”それぞれの闘い”と100年の歴史を感じて

ページID 21980

更新日:2024年05月28日

藤井達吉現代美術館で、企画展「春陽会誕生100年 それぞれの闘い 岸田劉生、中川一政から岡鹿之助へ」が開催されています。

春陽会とは、在野における洋画の公募団体として1922(大正11)年に結成されました。創立メンバーには、再興日本美術院・洋画部を脱退した小杉放菴、森田恒友、山本鼎ら、草土社の岸田劉生、木村荘八、椿貞雄に加え、萬鐵五郎、梅原龍三郎らを中心とする新進気鋭の画家たちが名を連ねました。

開会式で木本文平館長は、「春陽会の主要メンバーには藤井達吉が関わる研鑽会に参加していた人たちがいるなど、春陽会は藤井達吉現代美術館と深い関りがあることから開催を決めました。春陽会創立以来の姿勢である「各人主義」により画家たちがそれぞれを尊重し、お互いに研鑽しながらそれぞれが制作してきた作品の数々をぜひ楽しんでください。」と話されました。

創立から1950年代頃に活躍した画家の約140点がズラリ!

展示室に入ってまず感じたことは、作品数の多さと、画家たちのぞれぞれの個性が際立っていることでした。また、第1章から第4章までの展示構成により、100年の歴史を感じることができました。

フォトスポットもあります

1階受付横には、出品作品の木村荘八『私のラバさん』(1934年/愛知県美術館蔵)のフォトスポットが設置されています。みなさんは、どのように写真を撮りますか?

音声ガイドやお土産もいかがですか?

「見る」+「聴く」で、より展示の内容がよく分かる音声ガイド(貸出料金300円)では21件のガイドを聴くことができます。1階受付で貸出しています。

また、今回の企画展に関連した品の販売もあります。中でも注目は、出品作品の小林徳三郎『鰯』(碧南市藤井達吉現代美術館蔵)を再現した「いわしちゃんクッキー」。碧南市のケーキ屋さん「CAKE SHOP GOOD」さんに作っていただいたものです。お土産にいかがですか?


 

この企画展は会期中に展示入れ替えが行われます。前期は6月16日(日曜日)まで、後期は6月18日(火曜日)~7月7日(日曜日)です。

また、6月8日(土曜日)には開催記念講演会、6月1日(土曜日)・6月29日(土曜日)・7月6日(土曜日)には担当学芸員によるギャラリートークもあります。展示説明を聞くとさらに楽しめると思います。ぜひお越しください!

藤井達吉現代美術館
所在地 碧南市音羽町1-1
電話 0566-48-6602
開館時間 9時~17時まで(最終入館は16時30分まで)
休館日 毎週月曜日(月曜日が休日の場合は翌平日)
観覧料 一般:1,000円
高大生:600円
中学生以下:無料

この記事に関するお問い合わせ先

碧南市役所 総務部 秘書課 広報統計係
電話番号 (0566)95-9867

総務部 秘書課 広報統計係にメールを送る