木造阿弥陀如来坐像 1躯(貞照院蔵)

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更新日:2020年03月18日

木造阿弥陀如来坐像(貞照院蔵)
概要
分類 市指定有形文化財
種別 美術工芸品(彫刻)
所有者 貞照院
指定年月日 昭和50(1975)年10月15日
寸法 像高145.5cm
品質・形状 木造 玉眼 金泥塗・漆箔
時代 江戸
付記 拝観可

 

貞照院(ていしょういん)の本尊として安置される、説法印を結ぶ半丈六の阿弥陀如来坐像。当寺第四世直入和尚が享保の頃に京都・法然院より奉戴した本尊と伝えられる。本像は頭部に平安古仏を用いつつ、「曼荼羅弥陀」とされた当麻曼荼羅図(たいままんだらず)中の転法輪印(てんぽうりんいん)阿弥陀如来坐像を彫像として再現したものである。貞照院は、当時の浄土宗の新興念仏道場であった京都・法然院との関わりが深い。本像は貞照院の開創を支援した江戸商人・伏見屋又兵衛の財力と、江戸初期の京都における最新の浄土宗思潮の影響下で造立された、当時の碧南地域の気風を象徴する記念碑的作例といえる。

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