西端村・高取村溜池争論裁許絵図 1舗

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更新日:2022年06月30日

西端村・高取村溜池争論裁許絵図

西端村・高取村溜池争論裁許絵図

概要
分類 市指定有形文化財
種別 美術工芸品(古文書)
所有者 碧南市
指定年月日 令和4(2022)年6月30日
寸法 172.2×205.6cm
品質・形状 紙本着色
時代 江戸時代

 

この絵図は、西端村と高取村で起こった地境(じざかい)争論について、江戸幕府が裁許したことを示す絵図です。
裏書には争論の詳細が記されます。西端村の主張によれば、高取村の村民が過去に村境に塚を築いたことを問題視し、西端村は古道を村境と主張、一方高取村は西端村の畑の間の水落を村境と主張し、両村が対立しました。当時両村で領主が異なるため幕府が裁許しました。その結果、高取村が築いた塚の位置をもとに地境が定まり、そのうえで溜池とその水の使用権は西端村に、南山の入会権(いりあいけん)は高取村に認められました。
このように、この絵図は西端村と高取村の地境争論の裁許絵図で、17世紀の内容を示す地域の史料として大変貴重なものです。

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碧南市役所 教育部 文化財課
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