「人の目が負担だった避難所生活」~一日前プロジェクト

出典:熊本地震デジタルアーカイブ
【今回の学び】
避難場所は公的な施設にこだわる必要はありません
安全な親戚や友人の家などへの避難も考えられます
人の目が負担だった避難所生活
岩手・宮城内陸地震(2008年6月)で被災 - 60代男性の声
私たちが避難したところは、役場の向かい側にある多目的建物でした。54畳の日本間が3つに仕切られて、寝るところと食べるところと、あとは日中、たむろっているというのはおかしいんですが、ロビーみたいなところがありました。寝る場合も、いびきがうるさくて迷惑だという人は、体育館のほうの板の間に仕切りをつけて、そっちのほうで盛大にいびきをかいてもらったという具合。
避難所生活というと、人の目のほうが多いんですよね。ボランティアの方々とか市や県の職員とか、われわれよりかえってサポートの人たちのほうが多いんです。やっぱり、人の目が自分たちにとってはいちばん疲れたなという感じです。
でも、ひと山全体が私たちの地区なので、全員仲間なんですよ。みんなでそのまま下りてきたもんですから、チームワークがとれていますので、他人とはいえ、気が楽でした。報道陣とかに囲まれるほうがつらかったというか、疲れましたね。
一日前プロジェクト
「災害の一日前に戻れるとしたら、あなたは何をしますか」と、地震や水害などの被害に遭われた方々に問いかけました。 「タンスがあんなに簡単に倒れてくるなんて思わなかった。」というお話や、「家族と連絡が取れずとても不安だった。」というような体験談から、私たちは何かを学びとることができるでしょう。
出典:内閣府ウェブサイト https://www.bousai.go.jp/kyoiku/keigen/ichinitimae/index.html
ページID 20184
更新日:2023年11月20日