碧南ゆかりの「清澤満之」 その生涯と思想とは

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更新日:2023年07月11日

藤井達吉現代美術館で7月7日(金曜日)から8月27日(日曜日)まで歴史系企画展「生誕160年 清澤満之の世界展」が開催されています。

清澤満之(1863-1903)は、真宗大谷派の僧侶、宗教思想家であり、碧南にゆかりのある人物です。名古屋に生まれた満之は僧侶となった後、帝国大学文科大学(現東京大学)哲学科を卒業し、碧南市大浜地区にある西方寺が終焉の地です。

開会式にて、藤井達吉現代美術館長は「この展示は、ぜひ美術館リニューアル後2回目の展示としたかった。清澤満之は美術界で著名なアーネスト・フェノロサの授業を受けているなど、美術ともつながりがある。満之の生涯と歴史を知ることで、何かの救いになることもあるのではないか。」と話されました。

清澤満之記念館のある西方寺住職は、「清澤満之没後120年を迎え、守ってきたものを活用し、さらに広げていくことができ大変うれしく思う。清澤満之は身長5尺(1m50cm)、体重10貫(37kg)満たぬ体形であったと言われます。こうしてほぼ実寸大の像の隣に並んでみるといかに小柄であったかがうかがえられます。小さな体で大きな事業をなしとげた人物です。」と話されました。清澤満之は小さな体がコンプレックスで高下駄を履いていたそうです。

愛知県内をはじめ、京都・金沢・東京など全国各地に残る清澤満之の自筆原稿や写真、資料など約110点が展示されています。

△へきなん広報大使 中村優花さん

8月19日(土曜日)には記念対談「どうする満之さん!」、7月15日以降の土曜日にはギャラリートークも予定されています。

碧南ゆかりの清澤満之の世界をぜひ感じてください。

藤井達吉現代美術館
所在地 碧南市音羽町1-1
電話 0566-48-6602
開園時間 10時~17時
休園日 毎週月曜日(月曜日が休日の場合は翌平日)
展示入替などにより臨時に休館する日
年末年始(12月29日から1月3日)

 

この記事に関するお問い合わせ先

碧南市役所 総務部 秘書課 広報統計係
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