40年の陶の道で生まれた新しい表現「彩文」とは
哲学たいけん村無我苑にて、伊藤公洋 陶展「土と炎」が開催中です。
高浜市市出身の伊藤公洋さん。40年という作家人生の中で「彩文」という独自の志野を創り出しました。志野焼とは、桃山時代に岐阜県美濃地方で焼かれた、志野釉と呼ばれる長石釉をかけた焼物のことです。
志野の作品と、黄瀬戸の作品の数々から伊藤さんの歴史を感じることができる展覧会となっています。

40年の作陶の歴史がつまっている
初めて焼いた作品から最新の作品まで、作品名・年号とともに展示されています。新しい表現「彩文」が生み出されたのは5年ほど前のことで、まさに作家人生40年の歴史を作品を通して感じることができます。
また、「彩文」は作品のフォルムに合わせ、3種類の化粧土と数種類の釉薬でパーツごとに異なる焼き上がりを一つの作品に表現されています。その緻密で根気のいる作業風景を、展示室内にあるモニターで上映されています。
伊藤さんは「桃山時代やそれ以前の焼物が現在でも残っており、自分が死んでも作品は残る。1点でもいいので何百年後も残っている作品を作り続けられたら。」とこれからの展望をおっしゃっていました。

この展覧会は2025年1月26日(日曜日)まで開催しています。一つとして同じものがないやきものをご堪能ください。
紅葉した庭園で至福のひとときをどうぞ
哲学たいけん村無我苑の研修道場「安吾館」では、椅子に座ってお抹茶と季節のお菓子を楽しむことができます。正面に見える日本庭園は、今が紅葉のピークでとてもきれいです。



研修道場「安吾館」にも作品が展示されています。作品をご覧いただきながら、お抹茶とお菓子、日本庭園の紅葉をお楽しみください!
所在地 | 碧南市坂口町3-100 |
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電話 | 0566-41-8522 |
開苑時間 | 瞑想回廊:9時~17時、立礼茶席:9時30分~16時 |
休苑日 | 毎週月曜日(月曜日が休日の場合は翌平日) |
入苑料 | 無料 |
この記事に関するお問い合わせ先
碧南市役所 総務部 秘書課 広報統計係
電話番号 (0566)95-9867
総務部 秘書課 広報統計係にメールを送る
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更新日:2024年12月03日