平成30年度 前期哲学講座

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更新日:2019年03月02日

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前期哲学講座 メインテーマ 「江戸の育児書の人間観」

講義概要
  日にち  テーマ 概要 
第1回  6月16日(土曜日) 子どもはいつ”宝”となったのか “子宝”という言葉が示すように、私たちは当然のように子どもはかけがえのない大切な存在だと考えています。けれども近世以前、子どもはきわめて粗末に扱われ、容易に捨てられ、殺されていました。江戸時代になると、子どもは家の“宝”と見なされるようになります。けれどもそれはまだ、子どもが無条件に大切だと考えられたということではありません。では一体いつ、どのようにして子供の命はかけがえのないものになったのでしょうか。本講義では、子どもの命の歴史をたどります。
 第2回  6月23日(土曜日)  母乳育児はどういう意味で”自然”なのか “子どもは母乳で育てるのが自然だ”と言われます。江戸時代にもそう言われていますし、歴史の中で繰り返しそのように語られてきました。けれどもここで言う“自然”とはどういう意味でしょうか。私たちは“自然”と言うと何か歴史を超えた不変の真理を表しているように思います。しかし、江戸時代、明治時代、現代では、まったく異なる意味で使われています。本講義では自然の思想について、母乳育児を手掛かりに考えていきます。
  • 会場
    哲学たいけん村無我苑 研修道場「安吾館」
  • 時間
    14時から16時まで
  • 講師
    梶谷真司氏(東京大学大学院教授)
  • 定員
    20名(先着順)
  • 受講料
    1,000円(全2回分)
  • 申込み
    5月17日(木曜日)午前10時から受講料を添えて、無我苑瞑想回廊事務室まで直接お申込みください。

この記事に関するお問い合わせ先

碧南市役所 教育部 哲学たいけん村無我苑
電話番号 (0566)41-8522

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