瞑想回廊

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更新日:2022年03月30日

展示ギャラリーのさまざまな展示、瞑想室(メディテイション・ルーム)での瞑想やリラクゼーション・ルームでのリラックスを通して、皆様に「哲学たいけん」のきっかけを提供しています。また、無我苑ゆかりの伊藤証信翁と、哲学たいけん村の故・梅原猛名誉村長を紹介する常設展示コーナがあります。

瞑想回廊外観

瞑想の丘から見た、瞑想回廊の外観です。

瞑想回廊池

池の底に敷き詰められた瓦は、旧無我苑の瓦です。池の底に置かれた瓦を見ていると不思議な感覚にとらわれます。

瞑想回廊噴水

 瞑想回廊中庭(後庭)の様子です。竹林と植栽に囲まれた空間が広がっています。耳を澄ませば風にそよぐ笹の音、噴水から流れる水の音が聞こえてきます。心が落ち着くような非日常的な空間です。

瞑想回廊言葉

瞑想回廊内部の様子です。こちらは、メタルコラージュです。ホール壁面には、古今東西の様々な哲学的言葉が紹介されています。 

展示室1

1階ギャラリーの様子です。作家などの展示を入れ替えで行っています。写真は、平成22年度に開催した故・梅原猛名誉村長特別展の際のものです。

瞑想回廊2階

2階廊下の様子です。壁側の展示スペースには、作家などの展示を入れ替えで行っています。

リラクゼーション

2階リラクゼーションルームの様子です。こちらでは、音の振動を体全体に伝えるボディソニックにおかけいただき、自然の映像や環境音楽をお楽しみいただけます。

瞑想室

瞑想室(メディテイションルーム)の様子です。瞑想室は、もの思いにふける部屋。部屋には5つの「瞑想の椅子」が置かれています。この椅子は、イタリア、ルネサンス発祥の地フィレンツェの富豪コシモ・デ・メディチが自らの瞑想のために作らせた椅子をイメージして作られたものです。室内は常にリラックス効果のある香りで満たされています。数分間、目を閉じて静かに瞑想してみませんか?

伊藤証信展示

伊藤証信の展示コーナーです。伊藤証信に関連する遺品などの展示を行っています。

梅原コーナー

故・梅原猛名誉村長の展示コーナーです。このコーナーでは、梅原先生に関連する展示や過去の講演会などの映像を見られます。また、著名な哲学者の年譜もあります。

「哲学という機能」 1992.5.31 「かわら版哲学たいけん」創刊号より

不思議な建築を設計することになったものである。
哲学者・伊藤証信氏の遺族の寄贈による、哲学を体験する施設であるが、実際の瞑想や行為の場は、和風建築で造られる研修道場や茶室の方であるから、この瞑想回廊は、伊藤氏関係の遺物や思想の展示、ハイビジョン・ホール、及び科学的な心身のリラックス設備という機能が与えられた。つまりそれほど瞑想的な空間ではないのだ。
回廊という名前から私は、アプローチの前庭と建物で囲まれた後庭とを中心に、外と中を自由に行き来し、とにかく歩き回りながら何かを考えるような空間を造りたいと思った。前庭は、コンクリートと芝生に囲まれたハードな空間に置くインスタレーションを彫刻家の清野祥一氏にお願いした。彼の材質と造形が見るものに何かを考えさせるだろうと思ったからだ。後庭は、建築と植栽と竹藪に囲まれた空間に水を配して、柔らかな印象を与えようとした。水の流れる底には伊藤氏の居宅に使われていた瓦をそのまま敷いた。
内部は、大きなカーブを描く厚い壁に囲まれたトップライトのあるホールを中心にして各部を結びつけている。あえて展示室というものを造らず、主として2階のトンネルのような廊下を、遺物や哲学の紹介を展示する、展示機能に当てている。

名古屋工業大学教授 若山 滋


1階にあったハイビジョンギャラリーは、平成17年8月に廃止され、以後は展示ギャラリーとして利用されることになりました。

この記事に関するお問い合わせ先

碧南市役所 教育部 哲学たいけん村無我苑
電話番号 (0566)41-8522

教育部 哲学たいけん村無我苑にメールを送る